Books

パーソナル 下 講談社文庫

リー・チャイルド

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062938716
ISBN 10 : 4062938715
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

潜伏中のスナイパーたちを捜して、ロンドンの暗黒街に足を踏み入れるリーチャーとCIAの才媛ナイス。無法のセルビア人組織や、ギャング集団ラムフォード・ボーイズを相手に、ふたりは命を賭して闘いを挑む。事件を計画した、意外な黒幕の正体は―シリーズ最高潮、一気読み必至のアクション・サスペンス!

【著者紹介】
リー・チャイルド : 1954年イングランド生まれ。地元テレビ局勤務を経て、’97年に『キリング・フロアー』で作家デビュー。アンソニー賞最優秀処女長編賞を受賞し、全米マスコミの絶賛を浴びる

小林宏明 : 1946年東京都生まれ。明治大学英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
 家も車も持たず、放浪の旅を続ける元米軍...

投稿日:2024/01/29 (月)

 家も車も持たず、放浪の旅を続ける元米軍警察捜査官ジャック・リーチャー。リー・チャイルド原作。小林宏明訳。わたしの失敗だ。彼女の手が無意識に動き、まるでよごれたセーターを手に巻きつけて、尖ったガラス片を握るようなしぐさをした。彼女は、体験したことを再体験していた。そして、それをおぞましく感じていた。目が閉じられ、胸がふくらんで、わっと泣きだした。緊張、ショック、恐怖、全部があふれ出た。彼女は顔を横にむけ、なにも言わなかったが、やがてうなずいた。熟慮して納得した結果か、あるいは悔やみながらの決心か、その中間か。見きわめることはできなかった。わたしたちの敵は大きかった。身体的にではない。思い出すかぎり、ちがった。しかし、相手はパワーをもっている点で大きかった。それに威信と影響力。とても勝ち目のない相手だった。とくに女性には。激しい川の流れに飛び込んで流れに身をまかし、ここぞと思うところでふたたび川から飛び出すようなものだった。その全部が、わたしの後頭部の原始の部分を刺激した。逃げろ、とその部分は叫んでいた。しかし、わたしは逃げなかった。逃げようがなかった。どうやったら彼らが自発的にあそこから出てくるか?それはだれもわからない。その記事には、少しまえの記事の訂正が載っていた。発砲は暴発事故だった、と。彼はそのとき、ヨーロッパで捕獲された見かけない武器を調べていた。

購入者 さん | 滋賀県 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • しゃお

    G8での暗殺を阻止すべくスナイパーの居所を探るリーチャーですが、シャーロック・ホームレスと称されたリーチャーの脳裏に浮かぶものは果たして。比類なき強さを見せてきたリーチャーですが、今回相手となるリトル・ジョーイの人間離れたした強さにはさすがのリーチャーも苦戦を強いられる様子が描かれたぶん、スナイパーと対峙する場面はもう少し楽しませて欲しかったかな。けれどもタイトルが示したいたように、暗殺計画の裏にある真実と結末に一捻りあるあたりは良かったですね。さて、未訳のシリーズ作品もこの調子での紹介、待ってます!

  • リーチャーさん、シャーロック ホームレスの名に恥じない解決力ですね。今作は、女子に惚れずに済みました^ ^

  • しましまこ

    リトル・ジョーイ、スゲかったな。

  • まいごん

    訳も読みやすく、一気読み。映画を1本見終わった感。ハードボイルドだった。

  • タナー

    自分的には今最も新作が気になるシリーズである。トム・クルーズ主演で「アウトロー」と「ネバー・ゴー・バック」の2作が映画化されているが、何故この2作が映画化作品として選ばれたのか…??シリーズの中で他にも面白い作品はあるのだが。この新作もまた然り。しかもジャック・リーチャーが語り手となり一人称で描かれているので読み易く、展開もスピーディーに感じられる。ラストで明らかとなる真実に思わず驚愕!? 楽しませて頂きました。未訳のものも、是非とも出して頂きたいです。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items