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パーソナル 上 講談社文庫

リー・チャイルド

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062938709
ISBN 10 : 4062938707
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

フランス大統領が演説中に狙撃された。未遂に終わったが、一キロ以上の射程を狙えるスナイパーは世界にひと握り、かつてリーチャーが逮捕した米軍の元特殊部隊兵士もその一人。捜査に加わったリーチャーは、海を渡り真相を追うと、第二の暗殺事件が―映画化され全世界で大人気のシリーズ、待望の新作登場!

【著者紹介】
リー・チャイルド : 1954年イングランド生まれ。地元テレビ局勤務を経て、’97年に『キリング・フロアー』で作家デビュー。アンソニー賞最優秀処女長編賞を受賞し、全米マスコミの絶賛を浴びる

小林宏明 : 1946年東京都生まれ。明治大学英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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家も車も持たず、放浪の旅を続ける米軍の元...

投稿日:2024/01/29 (月)

家も車も持たず、放浪の旅を続ける米軍の元軍警察捜査官ジャック・リーチャー。リー・チャイルド原作。小林宏明訳。その広告に、わたしの名前が載っているものがあった。彼についてはなにもわからないに等しかった。多くの理由があるのかもしれないが、そのうちのひとつは、彼の部隊にいた者はだれも彼を積極的に密告するつもりがなくだれも彼をかばうような作り話をしなかったからだ。一種の倫理。あるいは、想像力の欠如。どちらにしても、賢い選択だ。作り話はいつだって化けの皮がはがれる。なにも言わないほうがいい。空は、コマドリの卵のようにブルーで、わたしは少しあたたかさを感じたが、ふたたび突風が吹き、肩に冷たい手をのせられたように感じた。敷きつめられた芝生が、春の新芽で緑鮮やかだった。幅広で低い墓石が間隔をおいて建っていた。目当ての墓石をみつけた。青白く、ほとんど風雨で傷みもせず、碑文がまだくっきりとのこっていた。ジョセフィーヌ・モウティール・リーチャー、一九三〇ー一九九〇。六十年の生涯。わたしはその半分の年をとっくにすぎた。わたしになにがわかる?もしかしたら、文化の革命が進行中なのかもしれない。わたしが過去に何度もやってきたように、わたしたちは待った。法執行官にとって、待つことは大きな部分を占める。だいたいにおいて、軍隊生活でも大きな部分を占める。ほとんどなにもない長い時間がゆっくり流れる。そして、ときとして突発的になにかがおきる。わたしは待つことが得意だった。

購入者 さん | 滋賀県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しましまこ

    今回はG8での暗殺阻止。容疑者の一人はかつてリーチャーが逮捕したスナイパー。フランス、イギリスを舞台にギャングも出てきて今回も派手派手!パートナーは国務省に出向中のCICエージェントって、良く分からんが可愛い20代女性だ。サクサク読めるよ、下巻へGO!それにしてもシャーロック・ホームレス(笑)。

  • しゃお

    〈ジャック・リーチャー〉シリーズ。フランス大統領の暗殺未遂。容疑者の一人はリーチャーがかつて逮捕したスナイパー。リーチャーはパリ、そしてロンドンへ飛んでスナイパーの存在を探ります。相棒となるCIAの女性は精神安定剤を飲んでいる様子など、どこか危うさを感じさせるのが公判でどう描かれるのか。リーチャーの一人称で語らることもありスイスイ進んで・・・下巻へ!

  • 今作は、新聞のメッセージで呼び出されての巻き込まれ(^^;しかもアメリカを離れてという展開。下巻に進みます♪

  • わたなべよしお

     パリやロンドンが舞台ということで、これまでとは若干、変わったテイストだが、安定した面白さはさすが。しかも肉弾戦が前面に出ている感じだ。それにしてもリーチャーも50代後半ですか?いつまで頑張るのかなぁ。

  • まいごん

    スナイパー相手に走り回るおじさま!頭の中ではなぜかブルースウィリスがイメージでした。

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