リディア・デイヴィス

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分解する 白水uブックス

リディア・デイヴィス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560072462
ISBN 10 : 4560072469
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「アメリカ文学の静かな巨人」のデビュー短編集。言葉と自在に戯れるデイヴィスの作風はすでに顕在。小説、伝記、詩、寓話、回想録、エッセイ…長さもスタイルも多様、つねに意識的で批評的な全34編。ある女との短命に終わった情事を、男が費用対効果という観点から総括しようとする表題作「分解する」をはじめ、長編『話の終わり』の原型とおぼしきファン必読の短編も。

【著者紹介】
リディア・デイヴィス : 1947年マサチューセッツ州生まれ、ニューヨーク州在住。著書のほか、ビュトール、ブランショ、レリスなどフランス文学の翻訳家としても知られ、プルースト『失われた時を求めて』第一巻『スワン家の方へ』の新訳の功績により、2003年にフランス政府から芸術文化勲章シュヴァリエを授与されたほか、2010年にはフロベール『ボヴァリー夫人』の新訳を5年がかりで完成させた。2003年にはマッカーサー賞、2013年には国際ブッカー賞を受賞している

岸本佐知子 : 上智大学文学部英文学科卒。翻訳家。著書に『ねにもつタイプ』(講談社エッセイ賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • maimai

    面白い。「小説」という言葉で括ってしまうのがためらわれるようなさまざまなスタイルの短編が、200ページ余りの中に34編。最も短い「完全に包囲された家」はたった4行で終わる。縦横無尽に文体を駆使するというよりは、文章と戯れるという感じ。書くことが好きなのだ、この人は。読んでみようかなという方には、最初に試す短編として「夫を訪ねる」をお薦めします。あとは「姉と妹」。

  • ヘジン

    いかにも岸本佐知子さんが好んで訳しそうな、珍妙な味わいと毒を含んだ、ちょっと寂寥感もある話の数々。『話』嘘くさい彼の言葉を因数分解する。しちめんどうくさいタイプの人だけれど、私は好きだ。『義理の兄』シュールすぎる。私に義理の兄はいないはずだが、実は存在感がないから、いても気づいていないだけなのか? それともこれは何かの比喩なのか? 『母親たち』いいよね、これはいい話。

  • ざじ

    表面張力ぎりぎりの情緒が静謐な文体でぷつんと描かれている短編を読むと、自室にこの本があって良かった〜と思う

  • Aleixo

    夫婦関係の苦さが後を引く一冊。あとがきを読んで、作者の元夫がポール・オースターであることを知ったのだけど、それを踏まえて再読するとまた違った読み方ができるかも、と思った。収録されている短編(掌編)の中では、「フランス語講座 その1―Le Meurtre」が好き。次回の授業の新しい単語リストが不穏で、その2はどんな展開になるのだろう、と想像が膨らむ。

  • 縁川央

    様々なスタイルで描かれる様々な話。不思議な話の中に、ふと日常を感じる動作や感情があって物語はそこらじゅうにあるのだと思った。

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