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ISBN 10 : 4624010558
Content Description
本書では、認識と関心との連関を体系的に分析することにねらいをおいて、現代実証主義の前史の再構成を、歴史を辿っている。認識理論が解体し、そのあとに科学理論が代わって残されていく過程を追った。一つの例証として、精神分析学が重要な位置を占めている。
目次 : 第1章 認識批判の危機(ヘーゲルのカント批判―認識理論の徹底化あるいは止揚/ ヘーゲルに対するマルクスのメタ批判―社会的労働による綜合/ 社会理論としての認識理論の考案)/ 第2章 実証主義、プラグマティズム、歴史主義(コントとマッハ―古い実証主義の志向/ チャールズ・サンダース・パースの研究論理学―言語論理学的に復活される普遍実在論のアポリア/ 自然科学の自己反省―プラグマティズム的意味批判/ ディルタイの表現理解の理論―自我の同一性と言語によるコミュニケーション/ 精神科学の自己反省―歴史主義的意味批判)/ 第3章 認識と関心の統一としての批判(理性と関心―カントとフィヒテへの回顧/ 科学としての自己反省―フロイトの精神分析学的意味批判/ メタ心理学の科学主義的自己誤解―一般的解釈の論理について/ 精神分析学と社会理論―ニーチェによる認識関心の縮小)/ 付 カール=オットー・アーペル「解放としての科学か」
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