ムハマド ユヌス / アラン ジョリ

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ムハマド・ユヌス自伝 上 ハヤカワ文庫

ムハマド ユヌス / アラン ジョリ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150504441
ISBN 10 : 415050444X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

貧しい人に無担保で少額のお金を貸し、それを元手に事業を始めさせ、経済的に自立するよう支援する―バングラデシュで始まった「マイクロクレジット」は、世界中の貧困撲滅に大きく貢献した。次世代のビジネスモデルとして、ユニクロなどの大手企業からも注目を集めている。この画期的な手法を発案し、ノーベル平和賞を受賞したユヌスとは、どのような人物なのか?社会を変えるために闘った男が自ら語る、真実の物語。

目次 : 第1部 はじまり(一九四〇年〜一九七六年)―ジョブラ村から世界銀行へ(ジョブラ村にて―教科書から実践へ/ 世界銀行との関係/ チッタゴン、ボクシラート通り二〇番地/ 少年時代の情熱/ アメリカ留学(一九六五年〜一九七二年)/ 結婚とバングラデシュ独立(一九六七年〜一九七一年)/ チッタゴン大学時代(一九七二年〜一九七四年)/ 三人農場での実験(一九七四年〜一九七六年)/ 銀行経営に乗り出す(一九七六年六月))/ 第2部 実験段階(一九七六年〜一九七九年)(男性ではなく女性に貸す理由/ パルダで隠されている女性たち/ グラミンの女性行員/ グラミンに参加する方法/ 返済方法/ グラミンと一般の銀行との違い/ 農業銀行の実験プロジェクト(一九七七年〜一九七九年)/ 聖なるイードの日(一九七七年))

【著者紹介】
ムハマド・ユヌス : 1940年、バングラデシュのチッタゴン生まれ。チッタゴン・カレッジ、ダッカ大学を卒業。チッタゴン・カレッジの経済学講師を経て、アメリカのヴァンダービルト大学で経済学博士号を取得。1983年にグラミン銀行を創設。マイクロクレジット(無担保少額融資)によって貧しい人々の自立を支援。社会問題をビジネスの手法で解決する「ソーシャル・ビジネス」を提唱し、多くの事業を立ち上げている。2006年、ノーベル平和賞を受賞

アラン・ジョリ : アメリカのジャーナリスト・作家。子供向けの小説を数冊発表している

猪熊弘子 : 日本女子大学卒、ジャーナリスト・東京都市大学客員准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • さすらいの雑魚

    最貧国バングラデシュで男尊女卑の伝統下で虐げられ苦しむ貧困層の女性に少額無担保ローンを提供するグラミン銀行を創設し驚異の返済率98%を誇る大銀行に育てた天才の自伝。「元手を借り、小商売を成立させ返済し、信用を得て事業を拡大、資金調達へ」このサイクルを無能扱いされてる女性自身の力で回す。自力で社会に働きかけ生活の糧を得る事で千年踏み潰された魂を再生し自信と誇りの火を灯す。ただ貸すでなく徹底的に寄り添い仕組み作りに叱咤激励にと悪戦苦闘する現代の聖者の独白録。しょぼい富裕層の軽い自己啓発書よりかなり高カロリーね

  • 人間

    ユヌス教授は、はじめから利用者の女性たちに「自活する能力も意志もある」と見抜いていた。何もできない人たちなんかではない。ただそのような境遇に置かれているだけ。通常の銀行は富裕層しか借りられない。そして顧客を信用していないから法律でがんじがらめの契約にする。グラミン銀行は逆で、契約書がない。「私たちの成功は不良貸付額や返済率で測られるものではなく、惨めで困難を抱えた借り手たちの生活がどれくらい改善され、楽になったかと言うことで測るべきものである」と銀行の逆を行く。世界銀行の融資を拒否した経緯は重要な指摘。

  • Francis

    最初単行本を買ったのだが、積読状態のままになって捨ててしまい、今回文庫化されたのを機に買いなおして読んでみた。若い時に起業し、留学先のアメリカで祖国バングラデシュの独立運動に取り組み、帰国後チッタゴン大学の経済学部長に就任するも農村の貧しい女性の実態に衝撃を受けて彼女たちを自立させるためにグラミン銀行を創設したユヌス教授の情熱は本当にすごいと思う。ノーベル平和賞を受賞しているが、本当は経済学賞を授与してほしかった。この本の唯一の難点は時系列通りに書かれていないこと。何か意図があるのだろうか。

  • isao_key

    最貧国の一つであるバングラデシュの中でも、とりわけ主婦の地位は低く、一日中働いて、その日やっと食べてゆけるほどの賃金しか得られない。著者ユヌス博士は、アメリカで経済学博士を取得した後、祖国の独立の支援活動をする。チッタゴン大学経済学部長に就任してからも、机上の学問では貧困者を救えないことに気づき、プロジェクトを立ち上げる。既存の銀行とは真逆の無担保で読み書きすらできな女性を対象とした少額の融資をするグラミン(田舎の、村の意味)銀行を作った。博士の行動によって多くの貧困女性に自信を与え、自尊心を植え付けた。

  • daidainngo

    興味深い。バングラデシュの貧困に立ち向かう姿には尊敬する。世界銀行などのコンサルタントが貧しい国を訪問するお金を貧困に苦しむ人々に与えたほうが為になるのは納得できた。経済学の理論は現実で役に立たなければ意味がないという主張は的を得ている。人類のあらゆる努力を汚し、侮辱する貧困は無くさなければならないと思った。

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