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量子超越 量子コンピュータが世界を変える

ミチオ・カク

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140819814
ISBN 10 : 4140819812
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

金融、医療、IT、エネルギー、そして宇宙ーー
あらゆる分野で革命が起きる!

グーグル、IBM、マイクロソフトらによる熾烈な開発競争が勃発している「量子コンピュータ」。

従来のコンピュータ は「0」か「1」で情報処理をするが、量子コンピュータは「0」と「1」の「重ね合わせ」により複数データの並列処理ができるようになり、スーパーコンピュータの100 兆倍もの高い計算能力をもつ。従来のコンピュータの限界を超える「量子超越」が実現すれば、現行のいかなる暗号技術も解読されるようになり、国家機密や金融界にまで甚大な影響が及ぶことが見込まれるという。

複雑な化学プロセスを原子レベルで解析しうる量子コンピュータを用いることで、バッテリーの性能の向上や人工光合成が可能になり、エネルギー分野に革命がもたらされるほか、農業、医療、AI の分野に応用することで、現状の技術的な限界が突破され、新たな境地に達すると予測されている。

さらに、理論的な研究についても量子コンピュータによってブレイクスルーが起こることが期待されている。量子コンピュータは核融合の問題点を解消し、やがては太陽やブラックホールも含めた宇宙についての謎を解き明かすことができるのではないだろうか‥‥。

そう、量子コンピュータは、「人類の運命を握っている」といっても過言ではないのだ。
物理学の世界的権威であり、量子論の研究に生涯を捧げてきたミチオ・カク博士が、量子コンピュータの科学的仕組みや、白熱する開発競争、そしてワクワクするような未来を解説する。ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー!

第1部 量子コンピュータの登場
第2部 量子革命によるパラダイムシフト
第3部 量子医療
第4部 世界と宇宙をモデル化する
エピローグ 量子の謎

【著者紹介】
ミチオ・カク : ニューヨーク市立大学理論物理学教授。ハーバード大学卒業後、カリフォルニア大学バークリー校で博士号取得。「ひもの場の理論」の創始者の一人。『パラレルワールド(Parallel Worlds)』はサミュエル・ジョンソン賞候補作。『フューチャー・オブ・マインド(The Future of the Mind)』は『ニューヨーク・タイムズ』ベストセラー1位に輝く。BBCやディスカバリー・チャンネルなど数々のテレビ科学番組に出演するほか、全米ラジオ科学番組の司会者も務める。最新の科学を一般読者や視聴者にわかりやすく情熱的に伝える著者の力量は高く評価されている

斉藤隆央 : 翻訳家。1967年生まれ。東京大学工学部工業化学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やいっち

    読みやすく分かりやすいから、自宅で庭仕事の合間に読んでても正味四日足らずで。 「従来のコンピュータの限界を超える「量子超越」が実現すれば、現行のいかなる暗号技術も解読されるようになり、国家機密や金融界にまで甚大な影響が及ぶことが見込まれるという。」

  • テト

    今いろいろな場面で応用が期待される量子コンピューターのこれからの有用性を詳しく知ることが出来た。量子力学の不思議さと研究者が見いだしていくストーリーのおもしろさ、そして人間の多くの仕組みが変わってしまうかもしれない可能性のパラダイムシフトの具体例が豊富で、この分野の発展がとても楽しみに感じられた。量子力学はまだとらえどころがないけれども、そこが魅力なのかもしれない。

  • makio37

    @重ね合わせ(多くの状態を計算に使える)、Aからみ合い(粒子の相互作用で高速計算)、B経路積分(殆どあり得ない経路も現実に)、Cトンネル効果(粒子が大きなエネルギー障壁を突破できる確率あり)。と量子論のおさらいはできたが、期待に反し応用先についての内容が主だった。その中で、現代の科学技術が抱える様々な課題を知れたのは予期せぬ収穫。例えば核融合発電。重力は単極なので恒星は容易に形成されるが、電気や磁気は双極。強力な磁場を作り核融合を起こさせるほど長いドーナツ形に超高温の水素ガスを圧縮するのは極めて難しい。

  • かやは

    量子コンピュータという名前と、量子力学を利用するものということは知っていたが、それはどのような仕組みかは知らなかったので手に取った。いずれ技術革新が起これば、私たちがもつスマホも量子コンピュータになるということだろう。昨今発展してる生成AIと組み合わせれば、私たちの世界はどうなるのか。もう現代では驚くような技術革新は起こらないと思っていたけれど、そんなことはない。でも楽しみより恐ろしさの方が勝つ。世界は大混乱に陥ってしまいそう。ますます科学が魔法めいてきて、ちゃんと理解するには知識が足りない。

  • majimakira

    私が量子に触れるはじめの一歩。量子論、量子物理学の難解さと「不思議」を垣間見せながら、その全貌が見えずとも十分ワクワクできる、そして圧倒される未来の姿を教えていただける。量子医療に特に興味があるが、タンパク質の分子構造を解き明かしていった先の未来の「計算生物学」と病気の治療にはとても大きな夢と勇気を抱かせていただいた。本書で味わえる未来予想図のダイジェストとして、第17章「2050年のある日」から読むのもオススメ。まだまだ勉強のはじめのはじめのステップに過ぎないが、よいきっかけにしていきたい。

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