Books

神の方程式 「万物の理論」を求めて

ミチオ・カク

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140818992
ISBN 10 : 4140818999
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アインシュタインは、自身が統一場理論と呼んだ「万物の理論」を完成させることなく亡くなった。その訃報に接した8歳のミチオ・カク少年は、偉大な科学者の志を継ぐことを決意する―。いまや理論物理学のトップランナーの一人となった著者。相対性理論と量子論を統一する「ひも理論」研究を牽引する彼が、科学者にとっての「聖杯」―ビッグバンから宇宙の終わりまですべてを記述する「神の方程式」―をめぐる情熱と論争をその最前線から明快に語る!

目次 : 第1章 統一―いにしえからの夢/ 第2章 アインシュタインによる統一の追求/ 第3章 量子論の登場/ 第4章 ほとんど万物の理論/ 第5章 ダークな宇宙/ 第6章 ひも理論の誕生―期待と問題/ 第7章 宇宙の意味を探す

【著者紹介】
ミチオ・カク : ニューヨーク市立大学理論物理学教授。ハーヴァード大学卒業後、カリフォルニア大学バークリー校で博士号取得。「ひもの場の理論」の創始者の一人。全米ラジオ科学番組の司会者も務める。最新の科学を一般読者や視聴者にわかりやすく情熱的に伝える著者の力量は高く評価されている

斉藤隆央 : 翻訳家。1967年生まれ。東京大学工学部工業化学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • trazom

    ニュートンからファラデー/マックスウェル、アインシュタインを経て、量子論そしてひも理論に至る道のりの説明に目新しさはない。しかし、登場する人物や逸話が生き生きと輝いて、加來道雄博士の定評のある語り口は絶妙である。万物の理論を求める物理学の挑戦を、神の方程式を求める形而上学の問題として捉えるのが鋭い。だから、シュレーディンガーの「生命とは何か」や中世の「神の存在証明」が大きな意味を持つ。人格神を信じなかったアインシュタイン先生だが、「スピノザの神」は信じたと言う。物理学者の思いを象徴するようなエピソードだ。

  • やいっち

    書店で発見即入手。彼の本なら間違いないし。ミチオ・カクの本は、『アインシュタインを超える』以来、『サイエンス・インポッシブル』など、これまでも数冊は読んできた。吾輩のように数式に弱い人間にも分かるように(分かった気にさせてくれるように)平明に、それでいて基本は踏まえて語ってくれる。本書もその典型のような本。

  • みき

    ひも理論の提唱者の1人、ミチオ・カク氏の著書。マルチバースや11次元など最初に聞いた時は眉唾にしか聞こえなかった理論がいまや市民権さえ得ていることに感動すら覚える。その理論の根本的なところが対称性ということは初めて知ったし、アインシュタインの時代からの議論であることも初めて知ったのが正直なところ。万物の理論、神の方程式、物理学者や数学者がこういったものの記載を目指す姿は崇高であるが記載できてしまったら人間はどうなってしまうのだろう。そこも興味は尽きない

  • Sam

    重力、電磁力、強い力、弱い力の4つの力を統一する「万物の理論」。素人には永遠のロマンである。本書はニュートンからアインシュタイン、量子力学を経て現在のひも理論に至る軌跡を辿りつつ「万物の理論」は果たして存在するのか、存在するとして我々はそれを発見できるのか論じた一冊。科学の歴史の復習みたいなところも多いけど、理解し易い表現、巧みな構成、興味深いエピソードで一気に読ませる。「万物の理論」が発見されたとして、それは「神の方程式」というべきものとしてもはや物理学ではなく形而上学であるという論考には説得力がある。

  • haruka

    宇宙のあらゆる事象を記述するたったひとつの方程式を、探求していく科学者たちの物語。著者は50年以上ひも理論(超弦理論)を第一線で研究している。客観的で無難な説明ではなく、ひも理論を心底推しているのが魅力の一冊!まるで目を輝かせて語りかけてくるようだ。カク氏の説明は明快でシンプル、等価原理の説明もとても上手だと感じた。量子力学においてはコペンハーゲン理論がすでに倒れかけていて多世界解釈が有力だという流れも理解できた。アインシュタインの信じたスピノザの神をきっと著者も信じていて、それがタイトルになっている。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items