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ISBN 10 : 4588140361
Content Description
主観的身体の根本的発見。意識の根本に“身体”を据えたメーヌ・ド・ビランとの対話を通して生の哲学を基礎づけ、主観性が身体と不可分のものであることを示してビラン哲学を蘇らせる。
目次 : 序論 身体に関する問いの見かけ上の偶然性と、身体の存在論的分析の必要性/ 第1章 身体についてのビランの分析の哲学的諸前提/ 第2章 主観的身体/ 第3章 運動と感覚作用/ 第4章 諸記号の二重の使用と自己の身体の構成の問題/ 第5章 デカルト的二元論/ 第6章 メーヌ・ド・ビランの思想の批判。受動性の問題/ 結論 身体の存在論的理論と受肉の問題。肉と霊
【著者紹介】
ミシェル・アンリ : 1922年、旧仏領インドシナのハイフォンに生まれる。7歳のときフランスに帰国し、アンリ四世校に通う。1945年、哲学教授資格を取得し、リセで教鞭を執るかたわら国家博士論文を書く。1978年に退官するまで、ポール・ヴァレリー大学(モンペリエ第三大学)哲学教授。小説家としても知られ、ルノド賞受賞作を含む3冊をガリマール書店から出版している。戦時中、強制労働局へ徴発されたが、ドイツ行きを拒んで地下に潜行。この「地下潜行」体験はアンリ哲学に決定的な影響を及ぼし、独自の「生の哲学」形成の契機となる
中敬夫 : 1955年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程学修退学。フランス政府給費留学生としてフランスへ留学。ボルドー第三大学博士課程を経てパリ第四(ソルボンヌ)大学博士課程修了(博士号取得)。京都大学文学部(哲学)研修員を経て、愛知県立芸術大学美術学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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