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ISBN 10 : 4588140353
Content Description
あらゆる絵画は抽象的である。“生の現象学”の立場からカンディンスキーの絵画作品とその抽象絵画論を入念に考察。人間の形而上学的認識能力に絵画の本質を探り、芸術創造の秘密に迫る。
目次 : 内部/外部―見えないものと見えるもの/ 「抽象絵画」という表現において「抽象」の意味するもの/ フォルム/ 純粋な絵画的フォルム/ 抽象的なフォルム―要素の理論/ 絵画性の解明/ 点/ 線/ 基礎平面/ 要素の統一性/ 目に見えない色/ フォルムと色/ フォルムと色の統一性に関する困難さ/ コンポジション/ 壮大な芸術/ 音楽と絵画/ 芸術の本質/ 絵画はすべて抽象的である/ 芸術と宇宙
【著者紹介】
ミシェル・アンリ : 1922年、旧仏領インドシナのハイフォンに生まれる。7歳のときフランスに帰国し、アンリ四世校に通う。1945年、哲学教授資格を取得し、リセで教鞭を執るかたわら国家博士論文を書く。1978年に退官するまで、ポール・ヴァレリー大学(モンペリエ第三大学)哲学教授。小説家としても知られ、ルノド賞受賞作を含む3冊をガリマール書店から出版している。戦時中、強制労働局へ徴発されたが、ドイツ行きを拒んで地下に潜行。この「地下潜行」体験はアンリ哲学に決定的な影響を及ぼし、独自の「生の哲学」形成の契機となる
青木研二 : 1948年茨城県生、東京教育大学大学院文学研究科博士課程修了。フランス文学、フ相 ス現代芸術専攻。茨城大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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