ミキータ・ブロットマン

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刑期なき殺人犯 司法精神病院の「塀の中」で 亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズIV

ミキータ・ブロットマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750517520
ISBN 10 : 4750517526
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

当代随一のノンフィクション作家にして精神分析医が描く、殺人犯の青年に降りかかった判決後の驚くべき人生!両親を射殺するも、「責任能力」はナシ。心神喪失の凶悪殺人犯はどこへゆくのか…犯罪精神医療界の構造的な歪みと限界を暴く第一級のノンフィクション!精神医療、司法制度に関心があるすべての人の必読書。

目次 : 止まった時間/ 汝の父母を敬え/ 想定外の誕生/ 水よりも濃し/ 罪の重さは/ 「フォーカス・オン・フィクション」/ 第八病棟/ リハビリと抗精神病薬/ 「拘束衣を解いて」/ 過剰に宗教的〔ほか〕

【著者紹介】
ミキータ・ブロットマン : 作家、精神分析医。オックスフォード大学で英文学の博士号(D.Phil.)を取得。イースト・ロンドン大学の講師、インディアナ大学の比較文学科客員教授、パシフィカ・グラデュエイト・インスティチュート人文科学プログラム責任者等を歴任。メリーランド大学芸術学部人文科学科教授を務める傍らメリーランド州の刑務所や司法精神科施設へも足を運び精力的に活動

仁木めぐみ : 翻訳家。東京都出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • くさてる

    精神病による心神喪失状態で両親を射殺し、司法精神病院に送られた男に関するノンフィクション。やがてかれは病は寛解したと主張し、病院からの退院を求めて裁判を起こすようになるのだけど……という流れで、かれが精神を病んだ経緯と、病院の問題点、そもそも心神喪失状態とは、ということにまで踏み込んだ内容になっている。ただ、ここまで本人の記述に沿って書かれた内容からでも、浮かぶ違和感はあるので、簡単に解決しない問題なのだろうとは思う。

  • 香菜子(かなこ・Kanako)

    刑期なき殺人犯――司法精神病院の「塀の中」で。ミキータ・ブロットマン先生の著書。精神疾患や精神病と凶悪犯罪の問題はとても難しい。精神疾患や精神病と凶悪犯罪の問題はとても難しいのは日本だけではなくて外国でも同じこと。精神疾患や精神病の状態で凶悪犯罪を犯して刑事責任能力なしと判断されてもそれで万事解決というわけではない。司法精神病院へ措置入院。それからも精神疾患や精神病の状態で凶悪犯罪を犯した本人の人生は続くし周りの支援も必要。精神疾患や精神病の患者さんをサポートする制度を整えないと問題は解決しない。

  • 精神病は器質的なものであってほしいし、誰にでもはっきり診断できるものであってほしい。けどそれはずーーっと先のことだろう。であれば、今できる精一杯を誠実にやるしかない。

  • DEE

    親にならない方が幸せであろう両親に育てられ精神疾患を発症したブライアンは、ある日両親を撃ち殺す。そして裁判能力なしの判決により司法精神病院に入れられる。どんなに回復を見せても医師の匙加減一つで待遇が変わる。いつ退院できるかも分からず、必要あるのかどうか不明な薬を飲まされ夢うつつを彷徨い、時には拘束され自由を奪われる。刑務所の方がマシと考えることも。精神疾患の冤罪とも言えるが、回復度合や評価基準が千差万別なうえ、誤った判断は再び凶悪犯罪につながる。診断と治療の究極的な難しさを痛感する。

  • jolly

    これはいろいろ考えさせられる。とある前提があると精神病と診断するのはすごくかんたんなことなんだなと。自分なんかはまちがいなくそう診断されるんだろうな。日本の精神病医療がどんなものか知らんけどね。

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