マーリン・シェルドレイク

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菌類が世界を救う(仮)キノコ・カビ・酵母たちの驚異の能力(仮)

マーリン・シェルドレイク

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309254395
ISBN 10 : 430925439X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

建築やコンピュータをつくる、猛毒や放射線を食べる、地球全体の気候を変える、宇宙空間でも生き延びる…。「生命」の常識が覆される!

目次 : 序章 菌類であることはどんな心地なのか/ 第1章 魅惑/ 第2章 生きた迷路/ 第3章 見知らぬ者どうしの親密さ/ 第4章 菌糸体の心/ 第5章 根ができる前/ 第6章 ウッド・ワイド・ウェブ/ 第7章 ラディカル菌類学/ 第8章 菌類を理解する

【著者紹介】
マーリン・シェルドレイク : イギリスの生物学者。関心のある領域は植物学、微生物学、生態学、科学史・科学哲学など。スミソニアン熱帯研究所のリサーチフェローとして、パナマの熱帯雨林で地中の菌類ネットワークを研究したことで、ケンブリッジ大学の熱帯生態学の博士号を取得する。初の著書である『Entangled Life』は、2021年の王立協会科学図書賞や、米国『TIME』誌の2020年の必読書100選に選ばれるなど高い評価を得ており、20か国以上で刊行が決定した国際的ベストセラーとなっている

鍛原多恵子 : 翻訳家。米国フロリダ州ニューカレッジ卒業(哲学・人類学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • absinthe

    菌類の不思議な世界を垣間見せてくれる良書。とても興味深い。地衣類と菌類の不思議な共生生活は有名だが、上辺以上に奥深い世界でもあった。植物と菌類の強制も面白いし、地下に張り巡らされた植物間のネットワークの描写も素晴らしい。著者はLSD体験や濁酒づくりを告白するようなエピソードも盛り込んで親しみを持ちやすい仕上がりになった。

  • kinkin

    生物学も菌類のことも全然知らないのに読んでみた。ましてや訳本なのに。しかし流して読んでみて気になったことは、人間は菌類やきのこ、カビ。酵母の恩恵を多く得ていることだ。運悪く毒きのこでしんでしまったひとはかれらの功績の比べれば微々たるもの現代のプラごみ問題も彼らの彼らの働きで解決できるかもしれない。ただ今話題の「紅麹菌」のように人間は何でもわかっているようで知っていることはほんの一部分だと思った。もう少しわかりやすい日本語の本を探している。

  • やいっち

    内容が濃い。敢えて日に30頁にセーブして10日で読了。本文もいいが、冒頭の数十枚のカラー画像が素晴らしい。動画で観たくもあるが、怖いもの見たさの感が極まるかも。菌類…地衣類は専門家の想像をも超える! 感想など要らない。植物でも動物でもない謎の生命体なのだよ。

  • ジョンノレン

    リチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」でも結構興奮したが、この菌類の話の深みと広がりそして全く新しいパラダイムが展開される姿はちょっと比較できないほど吸い込まれる。前者が基本個体の種の特性を活写しているのに対し、後者は生物全般に及ぶ共生やネットワークそして想像を絶する耐性や宇宙生物学にまで展開し、未だ解明され尽くしていないミステリアスな側面も多々あり、ニューロンの全方位展開を迫られる。生命についてはNHKの人体新シリーズにも興味深々だが、こちらの領域もこの本を起点にじっくり楽しみたい。熊楠もこっち系。

  • ばんだねいっぺい

    トリュフ探索の描写にわくわくした。 菌根ネットワークで繋がれた忘れられたメガ科学の当事者である菌類たちが、今後、各方面で大活躍すると思うとなぜか嬉しい。

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