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ISBN 10 : 458801062X
Content Description
痕跡の時間構造と自己免疫性の論理より導かれるデリダのあまりにもラディカルな無神論は、神を否定するにとどまらず、神すらも有限の時間のもとで堕落・汚染・変質の脅威に曝されるものとみなした。神の脱構築を通じて“生き延び”の思考を練り上げたデリダと、カント、フッサール、レヴィナス、ラクラウらとの決定的な差異を鮮やかに指摘する俊英の哲学的主著。日本語版付録としてメイヤスー批判論文を収録する。
目次 : 第1章 時間の自己免疫性―デリダとカント/ 第2章 原‐エクリチュール―デリダとフッサール/ 第3章 原‐暴力―デリダとレヴィナス/ 第4章 生の自己免疫性―デリダのラディカル無神論/ 第5章 デモクラシーの自己免疫性―デリダとラクラウ
【著者紹介】
マーティン・ヘグルンド : 1976年スウェーデンに生まれる。博士(比較文学)。現在、イェール大学教授(人文学)
吉松覚 : 1987年生まれ。2016‐7年度フランス政府給費留学生としてパリ西大学博士課程およびパリ高等師範学校に在籍中。哲学およびフランス思想専攻
島田貴史 : 1986年生。東京大学大学院博士後期課程。フランス現代思想専攻
松田智裕 : 1986年生。立命館大学大学院文学研究科博士課程。哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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