マーティン・バナール

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ブラック・アテナ 1 古代ギリシア文明のアフロ・アジア的ル-ツ

マーティン・バナール

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794807373
ISBN 10 : 4794807376
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

西欧近代が捏造した偽「正統世界史」を修正。人種主義・科学万能主義に基づく西欧学芸精神と正面から対峙し、世界の論壇に大きな衝撃を与えた「ブラック・アテナ論争」の出発点となる書。

【著者紹介】
マーティン・バナール : 1937年ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学、カリフォルニア大学バークレー校、ハーバード大学などで教育を受け、1966年ケンブリッジ大学東洋学博士。1972年よりコーネル大学政治学部準教授、1984年教授。2001年退職

片岡幸彦 : 立命館大学法学部・国際関係学部教授、羽衣国際大学教授、国立ハノイ人文社会科学大学客員教授等を経て、グローバルネットワーク21(GN21)代表。国際関係論、地域研究論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たまきら

    日本でも一時ブームになり、その後はあまり登場しない歴史書がたくさんありますが、1987年初版のこの本もそんな一作だったのでは。大変挑戦的な文章ではありますが、ギリシャ人=金髪碧眼の描写に抵抗感を覚えた学者が、「ギリシャには肌が黒い女神だっていただろう」と現在はDNAで完全に証明されている古代ギリシャ文明を形作った人々の多様な人種構成の一つについて、言及しているだけのことです。…当時は衝撃だったんですかねえ。

  • みのくま

    いわゆる欧米の歴史戦の中心となった本書の主張は明確で、古代ギリシア文明はエジプト(アフリカ系)とフェニキア(ユダヤ系)を根源に持つという事だ。更に古代ギリシアがオリジナルな文明であるとするアーリア・モデルが如何に捏造されたのかを指弾する内容にもなっている。19世紀〜20世紀における欧米諸国の古代ギリシアへの憧憬は度を越している様に感じていたが本書はその違和感への解答になっている。他方で本書自体も白人至上主義、植民地主義歴史観へのアンチテーゼとしての色合いが濃く客観的中立的な分析に終始しているとは言えない。

  • これは既存の学説に対する挑発的な挑戦の学説と言えるのかもしれない。著者の指摘する事柄に手放しで頷くことはできないけど、ヨーロッパという土壌が拒絶反応を示す事柄をあえて指摘し、可能性を提示したということは大きいんじゃないだろうか。読んでいてつくづく思ったのは、現在も続く人種差別的要素は拭いがたいものなんだなあということと、それを払しょくできる土壌などまだまだ望むべくもないのだなあということ。「理性的な判断」はどうしても利己的になってしまうんだなあ。

  • takao

    ヘルメスとかグノーシスは、失われたエジプトの叡智の回復

  • Book shelf

    古代ギリシアが発展したのは古代エジプト人やフェニキア人による植民地化を経たからだという考えが昔には根強かったが、ヨーロッパ列強時代になると白人至上主義が台頭し、ギリシアを発達させたのは北方からきたアーリア人であり、エジプト人(黒人、アフリカ人)ではないということになり、言語学や考古学的証拠がそれを示していないとしても黒人軽視の風潮も相まっていまだにギリシアはアーリア人によって文明化したことになっている....... ごくごく簡単に要約すればこのような内容。人種問題も絡んでくる良くも悪くも話題になった本。

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