マージェリィ・w.ビアンコ

Individuals/organizations Page

Books

ビロ-ドのうさぎ

マージェリィ・w.ビアンコ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784893094087
ISBN 10 : 4893094084
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ある日、ぼうやのもとにやってきたビロードのうさぎ。たくさんのおもちゃに囲まれて部屋の隅で小さくなっていたうさぎは、「子どもに愛されたおもちゃは本物になれる」と知り…。世界的な名作を酒井駒子が描く。

【著者紹介】
マージェリィ・W.ビアンコ : 1881年、ロンドン生まれ。結婚後、アメリカに住む。初期は小説を書いていたが、『The Velveteen Rabbit』を機に、絵本の作家に転身。30数点の作品を残している。1944年、ニューヨークで息をひきとる

酒井駒子 : 1966年、兵庫県生まれ。東京芸術大学美術学部卒業。98年の絵本デビュー以来、次々と作品を発表。その華麗な画は国内はもとより海外でも評価が高い。『きつねのかみさま(文・あまんきみこ)』(ポプラ社)で2004年日本絵本賞、『金曜日の砂糖ちゃん』(偕成社)で2005年ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)金牌を受賞、『ぼくおかあさんのこと…』(文溪堂)で2006年フランスにてPITCHOU賞を、オランダにてZilveren Griffel賞(銀の石筆賞)を受賞。装画も多く手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ヴェネツィア

    これは酒井駒子さんの絵本を代表するものであるとともに、彼女の美質が最大限に発揮された1冊だろう。この人の絵は、けっして動きがないわけではないのだが、動きの中の一瞬を切り取った静止画に特質があるようだ。その意味でもビロードのうさぎは格好のものである。男の子の表現にしても躍動よりは内省に中心が置かれている。また、あくまでも柔らかな形状と印象派風の光とが絵本に横溢する。しかし、そうでありながらも、明るさよりは孤独や一抹の寂しさがそこにはある。それが酒井駒子絵本の深みか。

  • やすらぎ

    ねえ、ずっと離れないでいて。また木いちごの茂みで遊ぼうね。クリスマスの夜に出逢ったビロードでできた小さなうさぎは、ずっと一緒にいたいと願っている。暗闇の木箱に入れられてしまえば、みんなのことを忘れてしまいそうで恐かったし、明かりが見えればできるだけ近づいていたいと思っていた。ほんとうのものになれるって、どんなものになれるの。もし心と体が別々になったら何が起こるの。それがひとつになってしまったらもう戻れないっていうけれど、それは悲しいことなの。この落ちた涙の温もりをずっと大切に閉まっておくことはできないの。

  • seacalf

    もうとにかく絵の素晴らしさに心を奪われる。独特の吸引力があるのよね。あっという間にお話の世界に引き込まれる。いとけないうさぎのピュアで真っ直ぐな意地らしさが伝わるストーリーで、最後には目を潤ませる。クリスマスの時期にはこんな魔法を信じたくなるなあ。酒井駒子さんの作品にもっと触れてみたいから『森のノート』を読んでみたくなるし、このお話自体もキュートで好きなので、石井桃子版も読みたくなる。

  • 糸車

    ぬいぐるみのうさぎが持ち主の男の子に愛されることによって「ほんもの」になるというお話。じんわり心にしみて泣けました。日本でも何種類か出版されている中で、訳者でもある酒井駒子さんの挿絵が印象的で上の娘に母の日のプレゼントとして買ってもらいました。実はリアン・バンクスのロマンス小説「二人の奇跡」でこの絵本を知りました。アルツハイマー病の治療薬を研究開発している主人公が人から愛され、自身も愛を知ることで悩み苦しみながら人として成長するお話がこの絵本にリンクしていて、より深く内容を掘り下げて読むことができました。

  • 数年前、姪っ子にプレゼントした後すごく喜ばれて、どんな内容だったのかちゃんと読み直したいのと、酒井駒子さんの絵本は手元に揃えたいなという想いもあって今日買ってきた。わりと文字数多めで、絵がやっぱり素晴らしい。そして展開や印象的な言葉に何度もじわっときてしまった。子どもが読むよりも、かつて子ども時代に大事なぬいぐるみやおもちゃがあった大人のほうが確実に感動できるはず。うさぎのぬいぐるみの持ち主を女の子じゃなく男の子にしたのも、色々な意味で好感持てた。馬のおもちゃも助けられてたらいいのにな。それだけ気がかり。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items

HMV&BOOKS online Recommend