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農の世界史 6 ミネルヴァ世界史 翻訳 ライブラリー

マーク・b・タウガー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623096022
ISBN 10 : 4623096025
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

農業は、世界史上の文明に先行し、その前提となるものであった。農民たちは文明に、そして自然環境に対して、「二重の従属」を強いられつつも両者の接点として奉仕してきた。本書は、古代から二一世紀にいたるまでの間、農民と都市文明、農民と環境の関係がいかなる変化をたどったかを概観する。さらに、現代における地球温暖化や環境汚染、農民の減少等のあらたな問題群にも歴史的展望を与えることで、直面する危機の克服を目指す。

目次 : 序 世界史における農業と農民の位置/ 第1章 農業の起源と二重の従属/ 第2章 古代の農業―土地と自由にまつわる最初の大いなる闘争/ 第3章 古典古代以降の農業/ 第4章 近世の農業とヨーロッパ式農業の優位―一五〇〇〜一八〇〇年/ 第5章 一九世紀の農業―解放、近代化、植民地主義/ 第6章 農業と危機―一九〇〇〜四〇年/ 第7章 農のブームと危機―第二次世界大戦から二一世紀/ 第8章 結論

【著者紹介】
戸谷浩 : 1962年生まれ。現在、明治学院大学国際学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Go Extreme

    世界史・農業と農民:文明に先行し前提となる 農業の起源と二重の従属:環境の変化と政治的な統制 古代の農業―土地と自由にまつわる最初の大いなる闘争:トーま帝国 古代中国の農業構造 古典古代以降の農業:大飢饉以降 奴隷状態、自由、農業の変容 近世の農業とヨーロッパ式農業の優位―1500〜1800年:隷属的農業の盛期 19世紀の農業―解放、近代化、植民地主義:偉大なる解放 記号化への道 世界農業と19世紀の歴史 農業と危機―1900〜40年:ファシスト国家 資本主義国 農のブームと危機―第2次世界大戦→21世紀

  • ひろこ

    読み終わりました。3週間かかりました。図書館の貸し出し延長をしました。筆者の言いたいことはざっくり「訳者あとがき」にまとめられています。読んでいいと思ったこと、知ったことを書きます。アフリカの農業について。「二次大戦後諸国が独立した。食糧事情が悪いとき、アメリカが安価な食糧支援をした。それにアフリカの農業は太刀打ちできなかった。零細農は都市に逃げ、農業が進まなかった。」私がなぜアフリカが貧しいというイメージを持ったのかの理由の1つがこう書かれていて、納得しました。

  • マグラシア人

    文明と自然環境の二重の従属は、農民を土地に縛り続けてきた。大土地所有者は、19世紀になるまで国家の最も強力な政治集団の一つであり続けた。近代に至ると、各国の政府は農業危機に対してより迅速に対処するようになる。品種改良や新しい農機具などといった科学技術の発展は、古来より続く二重の従属を緩和することに繋がった。しかし、農民の困窮はアフリカにおいては解消されておらず、環境問題は食糧供給を脅かしている。現代は、古代中国や古代ローマ、18世紀のヨーロッパも経験したことの無い農業危機に直面しているのである。

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