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ISBN 10 : 4801008836
Content Description
アートのフリンジ転回。―アートワールドの境界が決壊へと向かうなか、現代美術は、芸術理論はいかにして可能か。周縁性によって既存の制度的言説を揺さぶり、新たな現代美術の領野を押し広げるための道標の書。
目次 : 第1章 芸術の戦略(ぐらつく「アートワールド」/ アーティストはみな「アーティスト」である/ アートの「フリンジ転回」)/ 幕間(アート性、アート化、アーティスト化)/ 第2章 理論の戦略(精神病者はアーティストではない/ 精神病者だけがアーティストたりうる/ 精神病者は特殊なタイプのアーティストである)/ 第3章 結(瓦解するインサイダー・アート、あるいはコミュニケーションについて/ 瓦解するアウトサイダー・アート、あるいは統合化について/ アーティスト化するアート)/ 終幕(秩序回帰、あるいはアカデミー転回について)
【著者紹介】
マリオ・ペルニオーラ : 1941年、ローマに生まれ、2018年に没した。サレルノ大学教授、ローマ大学教授等を歴任。現代イタリアを代表する美学者・哲学者
鯖江秀樹 : 1977年、姫路市に生まれる。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。現在、京都精華大学教員。専攻、近代芸術史、表象文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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