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ISBN 10 : 4875025424
Content Description
映画・小説でおなじみの吸血鬼ドラキュラ伯爵。そのルーツは東欧のスラヴ地方を中心に、ギリシア、北ドイツ、ロシアなどに広く伝わる「吸血鬼(ヴァンピール)伝説」にあった。その姿はダンディな貴族ではなく、「赤ら顔で、肉付きがよく、無精髭を生やし、経帷子を着た、みすぼらしい農夫」だった。民間伝承の吸血鬼を精査したうえで現代法医学による「死体の腐敗過程の科学」の光を当て、吸血鬼の実像に迫る。吸血鬼とは、異常に死に方をして特殊な腐敗現象を起こした死体のことだった!
目次 : ペーター・プロゴヨヴィツ/ シュレージエンの靴屋/ 検査報告/ ド・トゥルンフォールのヴリュコラカス/ 亡霊はどのようにして生まれるか/ 吸血鬼の外観/ 厄除け一/ 厄除け二/ 探索と殺害/ 吸血鬼の行動/ いくつかの吸血鬼論/ 死後の体/ 行為と反応/ 地面から現れる手/ 水底の墓にくだる/ 吸血鬼の殺害/ 遺体処理とその問題/ 死後の魂/ 体と魂を離しておく
【著者紹介】
ポール バーバー : 1941年生まれ。1968年、イエール大学でドイツ語およびドイツ文学の博士号取得。プリンストン大学やオクシデナル・カレッジなどでドイツ語および文学・神話・民俗学の講師を経て、カリフォルニア大学のファウラー文化史博物館研究員
野村美紀子 : 1940年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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