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第四の扉

ポール・アルテ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150017163
ISBN 10 : 4150017166
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2002
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

犯罪学者ツイスト博士シリーズ第1作。呪われた屋根裏部屋での降霊実験中に起きた密室殺人事件。犯行は幽霊の仕業なのか。“フランスのディクスン・カー”と評される著者のコニャック・ミステリ大賞受賞作。

【著者紹介】
ポール・アルテ : 1955年フランス生まれ。1987年、『第四の扉』でコニャック・ミステリ大賞を受賞。フランスでは珍しい本格派の旗手として、主にツイスト博士シリーズで人気を博す

平岡敦 : 1955年生。早稲田大学文学部卒。中央大学大学院修了。フランス文学翻訳家。中央大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mocha

    幽霊屋敷で降霊術、というので怪談かと思ったら本格ミステリーだった。「フランスのディクスン・カー」らしく、密室での不可能犯罪、少ない登場人物の中での連続殺人を、きっちりトリックを駆使して収めてみせる。でも長閑さと軽快さはむしろクリスティーぽい気がした。中盤まではあまり新味のない話かと思っていたけど、第3部からの展開にびっくり。このひねり方は面白い。

  • hit4papa

    小さな村で起きる連続殺人は、著者がジョン・ディクスン・カーの熱烈フォロワーというのもあって、密室殺人やら降霊術やらで、まさにカーの世界てんこ盛りです。登場人物が少なく、犯人が限られているのですが、犯人もそしてトリックも全くわかりません。真相が判明するくだりは、なるほどねぇと頷くしかないのです。作品そのものの読ませ方が一風変わっていて、名探偵登場からの謎解き、そして最後はあっと驚く捻りを見せてくれます。ちょい緩めのトーンで書かれてるのが味なんでしょうか。シリーズ作品を読みたくなりますね。お見事です。

  • ち〜

    かつて密室殺人があった部屋があり、幽霊屋敷と噂される屋敷に新たな住人が越して来た。直後、隣人が交通事故で死亡。その主人が襲われ、息子は失踪と事件が続く。新たな住人は霊能力があり、幽霊屋敷で交霊会が行われるが、またもや密室殺人が…。犯人と思われた人物が殺されたかと思えば、生きて現れたり、同じ人物が同時刻に別の場所で目撃されたり、混乱させられる事柄が続出する。「あ、こういう仕掛けあるよねー」と思えば、最後にはドンドンドンデン返しが。ディクスン・カーやアガサ・クリスティを思わせる少し懐かしいミステリーだった。

  • geshi

    ディクスン・カーへのリスペクトで作られた本格ミステリーの意欲作。密室殺人、分身した人間、蘇った死者、雪の密室、黄金期の香りすら漂う美味しいところ全部乗せのサービス精神にきりきり舞いしながら楽しんだ。オカルト+不可能犯罪の釣瓶打ちに検討の余裕を持たせず、シンプルな困難の分解の密室トリックに気付かせない。最後にもう一つ仕掛けを用意してフィクションラインを揺るがして、ラスト一行で切れ味よく終わらせる、隅から隅まで本格愛の詰まった作品。

  • この作家さんの2作目は、別シリーズを。展開に、えぇっ!そして最後も、ええぇ!ちと古い感じなのですが、ぼちぼち読みます。

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