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ISBN 10 : 4302100311
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もう、なんて失礼な人なの!
なのに目で追ってしまうのはなぜ‥‥。
両親亡きあと、住み慣れた家を失い、職探しを始めたジェマイマ。
病弱な母に代わって家事をしてきたため資格など何もなかったが、
幸運にも、ある老婦人のつき添いになることができた。
慣れない仕事はつらく、雇い主の甥の大学教授アレクサンダーから
とるにたりない存在と思われているのも腹立たしい。
それなのに、なぜか願ってしまう――彼がほほえんでくれたら、と。
しかしアレクサンダーの近くにはいつも美しい女性がいた。
ある日、その美女から“ねずみみたい。女性としての魅力に欠ける”と
言われたジェマイマは恥ずかしくて赤面した。彼はどう思ったかしら?
ふと教授のほうを見ると、何やら考え深げな彼と目が合い‥‥。
自分に自信のないジェマイマですが、そのじつ芯の強いヒロインで、“相手が誰であれドアマットのように踏みにじられるつもりはない”と心に思ったりします。そんな彼女が人生で初めて恋した相手は、会うたびに失礼な態度をとる年上の教授で‥‥。1982年の名作。
【著者紹介】
ベティ ニールズ : イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後12年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、よいロマンス小説がないと嘆く女性の声を地元の図書館で耳にし、執筆を決意した。1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かな、優しい作風が多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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