ブライアン・フェイガン

Individuals/organizations Page

Books

歴史を変えた気候大変動 中世ヨーロッパを襲った小氷河期 河出文庫

ブライアン・フェイガン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309467757
ISBN 10 : 430946775X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

十九世紀中ごろまでの五世紀間、ヨーロッパは凍えるような寒気に繰り返し襲われた。農作物がしおれ、食糧を失った民衆が次々と倒れ、膨大な餓死者が増えていく。それはのちに小氷河期と呼ばれ、本書で気候変動のしくみとともに説明される。気候と歴史を初めて大胆に結びつけた記念すべき名著近未来を暗示する黙示録。

目次 : 第1部 温暖期とその影響(中世温暖期/ 大飢饉)/ 第2部 寒冷化の始まり(気候の変動/ 嵐とタラとドッガー船 ほか)/ 第3部 「満ちたりた世界」の終焉(飢えの恐怖/ 氷河との闘い ほか)/ 第4部 現代の温暖期(ますます暖かくなる温室)

【著者紹介】
ブライアン・フェイガン : イギリス生まれ。カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校の人類学名誉教授。考古学や気候関連の多くの著作がある

東郷えりか : 上智大学外国語学部フランス語学科卒。翻訳家

桃井緑美子 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • bapaksejahtera

    1300年頃から1850年頃迄の世界的低温傾向を小氷河期と位置づけ、その間の欧州を中心とする気候の状況を、気圧や海流の動向等を基に説明する。同じく太陽黒点やアジア等の大火山噴火についても述べられるが、長期気温変動を齎した原因の説明には勿論至らない。更にこの間の歴史として、北洋でのタラ漁、グリーンランドへの入植、屡々生じた大規模な飢餓が述べられ、英国に遅れたフランス農業の停滞とその結果革命に至った飢餓やアイルランドの馬鈴薯病害に紙幅を取る。最後に温暖化への警告がある。記述は欧州中心だが、尚散漫な印象が残った

  • huchang

    『大失敗の世界史』と一緒に買ったので、戦々恐々として読み始めたが、コレは面白い。中世ヨーロッパ史の気候を軸に人間がいかに天気に振り回されて悲惨な犠牲を払って生き延びてきたのかを嫌というほどの証拠を挙げてまとめてある。これでもかというくらいの飢餓、感染症なんかの記述、食べ物は大切にせんとアカンし、公衆衛生の思考法て無数の屍の上に築かれてきた大切なものだとわかる。もちろん地球温暖化にも触れてある。日本もこのところ、ものすごい洪水やらこれまでにない強い台風被害とか色々あったしなあ。

  • もりまち

    歴史を変えた気候大変動。分かりやすく、濃密です。歴史書としても面白いです。気候と密接な漁業や農業、酪農などを軸に話が進むので、通常の歴史書では扱われにくい庶民生活の描写が多いです。天候不順、飢饉、疫病の際の社会がどうなるか。生々しく書かれています。気候は予測不可能で、これからどうなるかはわからない。2001年に単行本が発行された本ですが、今でも全く問題ない内容です。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items