ブライアン・ステーウィク

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骨が語る人類史

ブライアン・ステーウィク

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562057245
ISBN 10 : 4562057246
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

生物に骨が誕生したおよそ4億1900万年前から現在までを骨でたどる。骨の発達、骨をめぐる歴史的発見、人種観、倫理観にいたるまでつねに崇拝、征服、好奇心の対象となってきた骨の博物誌。

目次 : 序章 骨の髄まで/ 第1章 骨になる/ 第2章 骨の生い立ち/ 第3章 骨のからくり/ 第4章 骨組み/ 第5章 骨を折る/ 第6章 骨までしゃぶる/ 第7章 毒を食らわば骨まで/ 第8章 骨は災いのもと/ 第9章 骨の真相/ 第10章 骨をうずめる

【著者紹介】
ブライアン・スウィーテク : サイエンス・ライター。「ナショナル・ジオグラフィック」「スミソニアン」「ワイアード」「スレート」「ウォールストリート・ジャーナル」「ネイチャー」「サイエンティフィック・アメリカン」などの一般誌・科学雑誌にも寄稿。ユタ州ソルトレイクシティ在住

大槻敦子 : 慶應義塾大学卒。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • bapaksejahtera

    骨の原型を形成する脊索の祖型を有するカンブリア紀のピカイアから恐竜以前に大型化を果たした原始哺乳類や原人の骨格を述べる。成長期に骨が融合し成長する様。頭蓋骨など骨格変形が纏足を例外として後の健康に大きな影響を与えないという事実は興味深い。骨からの人種特定には無理があるとの主張や人骨によるレイシズムの不当に非を鳴らすのは了解するが、他方で英国で発掘された古代人骨チェダー人を黒人或は暗色の皮膚を有する人物と描くのは行過ぎ。ミトコンドリアDNAには特定形質発現遺伝子がないし抑々皮膚の核内遺伝子は同定されていない

  • ルーシー

    とても面白かった。前半はカンブリア紀から直立二足歩行のヒトの出現と骨の機能と仕組み、後半は生者と死者を繋ぐ存在としての骨の文化と歴史を辿る。/現在でも遺骨の売買が行われているというのは結構ショッキングだった。「昔の人の骨だから」何をしてもいいというわけではないし、「人体の解剖のおかげで医学や科学が発展した」と叫ぶことは簡単にできるが、その裏には貧困ゆえの盗掘と違法な売買、人種差別など社会問題が潜んでいることを知り目を向けなければならない。

  • さたん・さたーん・さーたん

    時は遙かに遡り、古生物から解く脊椎動物の発生の兆しから始まり、様々な生き物たちの物語を経て骨と人類学の関係が語られる。かつては生あるものの一部だった骨は命の物語を剥ぎ取られ学術研究の名の下に学者達に扱われた途端、それは人類学史の欲望の闇に落ちる。現代の医大生が解剖実習に参加する際などは、遺体への敬意を失われた生へ祈りを、生への尊びを前提にしていると聞いていたので、このような業界の暗黒史に驚いたと同時にそれが深く刻まれて不文律が生まれていると解った。魅力的な構造美を持つ骨自体から派生したアナザーストーリー。

  • マイアミ

    ★★★ 脊椎側彎症。ウサイン・ボルトはこの症状を抱えながら伝説になったが、リチャード三世もそれを抱えていたらしい。シェイクスピアを筆頭として悪名が高められたリチャード三世。その名誉挽回のためにリチャード三世の遺骨を探し出し、DNA鑑定の結果間違いないと確認され、その再葬儀が行われていたとは知らなかった。いや、そもそもリチャード三世が歴史上のどういう人物か知らなかったのだが。この他、骨と人種差別関連のトピックや骨のDNAの断片が最長で600万年もつというのは興味深かった。恐竜の話はあまり出てこないので注意。

  • むっち

    骨が語る人類史とは書いているけど、人類の進化の歴史のはなしだけでなく(前半はそんな感じで人類の骨と脊椎生物の進化の歴史が面白い)、後半はむしろ文化史のようで、骸骨を集めるために19世紀の大学が非合法な手段で集めた死体を集めた話とか、文化人類学が差別と偏見で歪まされた「科学的観点で」恣意的な分類をして、ホロコーストの元となった偏見を助長した話(すごい大雑把なまとめ方)など骨を切り口にしてこれだけの知見を展開するこの人はすごいし、それを翻訳している訳者もすごい思った。面白い本。あとがきの著者の紹介も興味深い。

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