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イノベーション概念の現代史

ブノワ・ゴダン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784815810467
ISBN 10 : 481581046X
Format
Books
Release Date
October/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜ世界中で流行したのか。現代社会のキーワードとして君臨する「イノベーション」。いかにして考え出され、政策や経営に組み込まれていったのか。また、研究はどのように商業化に巻き込まれたのか。国際機関や省庁・企業の実務家たちに焦点を合わせ、科学・技術の「有用性」を問い直す、私たちの時代の概念史。

目次 : 序章/ 前史/ 第1部 技術イノベーション(応用された科学としてのイノベーション/ 成果としてのイノベーション/ 過程としてのイノベーション/ システムとしてのイノベーション)/ 第2部 アイデアからアクションへ(イノベーション政策の発明/ 今日のイノベーション政策)/ 終章

【著者紹介】
ブノワ・ゴダン : 1958年生まれ。サセックス大学にて博士号を取得。1994年よりカナダ国立科学研究所教授を務め、2021年逝去。「イノベーション」概念史の第一人者として知られ、イノベーション研究のネットワークや学術雑誌の立ち上げなど、数多くの学際的活動を主導した

松浦俊輔 : 1956年生まれ。名古屋工業大学助教授などを経て、名古屋学芸大学非常勤講師、翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • zoe

    The idea of technological innovation-A Brief Alternative History- (2020)。'イノベーション’は、経済成長・国際競争・組織の生き残りを論じる文脈から登場してきた。基礎研究と商業化については、かつてはやや離れた概念であったかもしれないが、プロセスや政策としても理解され、今時は大学からの起業も普通で、包摂的な仕組みをエコシステムと表現とも言ったりします。

  • izw

    イノベーションの概念はシュンペーターが導入したと言われるが、それ以前から使われていて、シュンペーターの時代にはあたりまえのように使われていた。「技術イノベーション」が使われ始めたのは第2次世界大戦後であり、イノベーション政策を推進するため、技術の研究開発・発明が重要か、マーケットに出す企業が重要かの調査、研究も盛んにに行われた。それから現在までの政策に現れるイノベーションの概念の変化について、詳細かつ膨大な研究成果をまとめた著作である。企業でイノベーションが重要と言われるのとは若干異なる様相の歴史である。

  • Bevel

    解説がよかった。一人で読んでたら著者が誰と戦っていたかわからなかった。イノベーションという語は、社会、国家、経済、科学を横断するアンブレラタームとしてすくすく育ち、現在はその質が問われてるけど、そもそも作ったのは「実務従事者(=政策立案者)」だというのが主張。俯瞰してみたとき、やっぱり「こういうものを作ってみたら面白いのでは?」という着想をもつ人を中心に考えなおすのがよくて、研究者と経営者の区別を前提としない方がよいのかなと思った。あとOECDの話が結構出てきて、注目してなかったので、意外だなあとか。

  • mashi

    Horizon 2020/Horizon Europeと科学技術基本計画がとても同じカテゴリの政策だとは思えなかったのは日本の「イノベーション」概念の受容・構築の仕方に原因があるのかな。科技イノベ計画になってからの「イノベーション」は、少なくとも表面的には「技術革新」とニアイコールだったときよりも幅の広い使い方をされてるようだけど、実際のところはわからないので誰かに解説してほしい。

  • takao

    ふむ

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