フランク・パスケール

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ブラックボックス化する世界 金融と情報を支配する隠されたアルゴリズム

フランク・パスケール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784791774838
ISBN 10 : 4791774833
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アマゾン、グーグル、ツイッター、フェイスブック、ユーチューブの「企業秘密」。私たちの検索履歴は、知らず知らずのうちに、ビッグデータとして吸い上げられている。そして秘密のアリゴリズムにより、そのデータから巨万の富を得るグローバル産業が存在する―。金融業と情報産業にかけられた「企業秘密」というヴェールを剥ぎ取る時が来た。透明性が高く、公平性のある、私たちのためのインターネットのあり方とは何か。

目次 : 第1章 序―知る必要性/ 第2章 評判がデジタルで広まるデータ暴走時代/ 第3章 検索の隠れた論理/ 第4章 金融のアルゴリズム―皇帝の新しいコード/ 第5章 観察者を観察する(そして改良する)/ 第6章 知的な社会に向けて

【著者紹介】
フランク・パスカーレ : ブルックリンロースクール教授。人工知能やアルゴリズムにかんする法律を専門とする

田畑暁生 : 神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授。専攻は社会情報学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    一種の社会学あるいは現状の世界(とくにアメリカにおける)の問題点を摘出している感じがしました。非常にいい本でもっと読んでもらえてもいいともえる気がしました。ただ読むには結構根気がいると思います。実例なども多く今後日本でも同じような状況がつくりだされていくのではという思いがしました。

  • shikada

    検索でどんなページが表示されるかの基準、アプリストアの審査体制、金融機関の信用スコアなど、生活に浸透していながらも不透明なアルゴリズムが増えてきている。その不透明さを黙認すると、たとえばGoogle検索で、Googleにとって都合が悪い情報が表示されなかったり、世論が誘導されたりする。問題は、こうしたブラックボックス化を進めるビックテックが民間企業なので「企業秘密」の一言で開示を拒める立場でありながら、国家に近い影響力を持っていること。おまけにそうした企業はたいていロビー活動も精力的に行っている。

  • paluko

    5章ではソフトウェアによって医療詐欺を検出→対処するのと似たような手法でグレーな金融取引をあぶり出したり、末端の消費者を保護することが示唆されている。「法と経済学の学者二人は、『新薬をふるいにかける食品医薬品局のような政府機関が、金融商品の場合にも許可を出さなければ企業が販売できない』という形の提案をしている」(252頁)。個人として可能な対策があまり提示されていなかったのは残念。

  • 人生ゴルディアス

    人々の生活に重大な影響を与える個人情報や評判アルゴリズムを運用しながら、ろくな規制も監視もされていないという、よくあるテック企業(と金融業)への批判。言わんとすることはわかるが、無知と無能を悪意と見なしてはならない、の原則を忘れすぎではなかろうか。そもそもアルゴリズムがすべての現実を包摂できるはずはないし、億単位の処理における例外の発生について甘く見過ぎてはなかろうか。アルゴリズムを死ぬほど叩いるけど、じゃあ人間がやってた時ってどうだったの?と。多分もっとひどく、不公平だったと思う。

  • AO ( × ×)ノ⌒○

    ほぼアメリカにおいての現状の話しで、後半は同じことを繰り返す提言多めで期待していた内容とは違っていた。

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