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ダーチャ 失われゆくソビエト時代の小屋とコテージ

フョードル・サヴィンツェフ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766138979
ISBN 10 : 476613897X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本書はソ連時代に都会に住む人びとの別宅として建てられた木造の小屋やコテージである「ダーチャ」を集めた貴重な資料集。
本書は革命、戦争、共産主義の崩壊などを乗り越え、その過程で人びとの生活の不可欠な一部となったダーチャ。その特徴的な歴史的・文化的背景の解説も収録。

【著者紹介】
フョードル・サヴィンツェフ : 1982年、モスクワ生まれ。1999年に写真家として活動をスタートし、AP通信、AFP通信などニュース配信会社の仕事に従事。2003‐06年、イタルタス通信のチーフフォトグラファーを務め、その後、個人的な写真プロジェクトを手がけていく。2015年以降、“ドキュメンタリー・アート”と名付けたジャンルのプロジェクトを展開し、ギャラリーでの作品展示をメインに活動している

アンナ・ベン : 作家。ロシア好きの園芸家。1982年、レニングラード大学留学のため、初めてロシアに渡る。文学・ガーデニング・ロシアへの長年の関心がダーチャと菜園というテーマに結びつき、2018年、ハンナ・ガードナーと手がけた「チェーホフの庭」が英国ハンプトン・コート・フラワー・ショーで受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    本書で、ダーチャという言葉を初めて知りました。ダーチャは、日本における茅葺屋根の家のイメージに近いかも知れません。独特の趣がありますが、滅びゆく文化なんでしょうね。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000481.000084584.html

  • 榊原 香織

    ソ連時代の庶民の幸せー小さな別荘ダーチャ。 可愛いし個性的(ロシア的感性か) 今やほとんど廃墟化。 保存運動してかないと無くなりそうな

  • たまきら

    新刊コーナーより、美しい表紙に惹かれて。100歳を超えた木造建築に住んでいるので、個性的な木造建築を保護しようと頑張っている人がロシアにもいるのだ、と知れただけでとても嬉しい。また、「ダーチャという言葉を他の言語に訳すことはできない」という冒頭から始まるダーチャの歴史的背景などをつづった文章も大変面白かった。「ダーチニキ階級」という言葉を初めて知り、ボリス・パステルナークのエピソードに胸を痛めながらも少し笑ってしまった。世界は残酷な喜劇だと思う。

  • Miyoshi Hirotaka

    他言語への翻訳が難しいが、その民族の価値観を的確に表現する言葉がある。ロシア語の「ダーチャ」もその一つ。別荘と訳されるが、日本語の語感が醸し出す瀟洒な建物やセレブな家族だけでは説明しきれない。街づくり、趣味や文化を反映する器として19世紀には郊外への人口移動が起きた。革命で富裕層から共産党の寵愛を受けた者へと主役が変わった。ソ連時代は、食料生産や余暇の場としての役割へ変化。「バルコニー、ダーチャ、ごみ箱」というロシア版リサイクル&DIY精神を育んだ。個人的にはロシア語から受けたよい影響の一つがダーチャ。

  • itokake

    【読書で世界一周】ロシアのセカンドハウス、ダーチャの写真集。ダーチャがここまで多様とは!ロシアのダーチャはどれもこれも個性的でカラフル。職人や住人の美意識が形になっている。窓枠は特にこだわる部分なのだろうか。レースのような飾りが美しい。

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