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枝分かれ 自然が創り出す美しいパターン 3 ハヤカワ文庫nf

フィリップ・ボール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150504632
ISBN 10 : 4150504636
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

動植物の形態形成に迫る『かたち』、万物を構成する粒子の動きにフォーカスした『流れ』に続くシリーズ第3弾は、物や事象が成長するときの“分岐”の法則を追う。雪の結晶、ガラスの亀裂、河川、葉脈、道路網、そして人間関係のネットワークに潜む原理とは?熱力学、粒子のランダムな運動、フラクタルやグラフ理論など現代科学が目から鱗の答を導く。エピローグで自然が織りなすパターンの真理を一挙総括する3部作完結篇。

目次 : 1 冬物語―六角形の雪結晶/ 2 ほっそりした怪物―次元のはざまで生まれる形/ 3 亀裂のわかれ道―なめらかなひび、ぎざぎざな裂け目/ 4 水の道―地形のなかの迷宮/ 5 木と葉―生物の枝分かれ/ 6 世界をめぐるネットワーク―私たちはなぜつながっているのか/ エピローグ タペストリーを織る糸―パターンの原理

【著者紹介】
フィリップ・ボール : フリーランスのサイエンスライター。“ネイチャー”誌、“ニュー・サイエンティスト”誌、“ニューヨーク・タイムズ”紙などに科学全般について幅広い執筆活動を行っている。著書に、アメリカ出版社協会賞の化学部門賞を受賞したDesigning the Molecular Worldなど多数

桃井緑美子 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やいっち

    「動植物の形態形成に迫る『かたち』、万物を構成する粒子の動きにフォーカスした『流れ』に続くシリーズ第3弾『枝分かれ』」は、「物や事象が成長するときの分岐≠フ法則を追究する」もの。「エピローグでは自然が織りなすパターンの真理を一挙総括」する。結論部近くでボールは、「生命は秩序を用いてエントロピー生成を速める避雷針のようなものとして初期の地球に現れたのかもしれない」と語る。その言葉は暗示的である。秩序と無秩序の錯綜する自然の奥の不可思議が面白い。

  • たまきら

    かたち、流れ、ときて最後のパターン分析はこちら。物理学的考察をふまえずとも、この3つのパターンが大小問わずすべての自然現象に登場してくることは画像を見れば一目瞭然。特に3巻目の表紙は秀逸。川とも、血管とも取れるイメージだ。この巻で特にひきつけられたのが、枝分かれを社会学の分析と比べていたところだ。人間の人口と居住地区の推移のデータは興味深かった。粘菌に道路マップを描かせる研究と基本的な要素は変わらない。パターンを研究することは社会を理解することだ、と再認識できて満足。面白かった。

  • りょうみや

    雪の結晶、河川、樹木、バクテリアのコロニー、都市の拡張、社会的ネットワークなどの枝分かれ現象を解説。ベジャン氏のコンストラクタル本を先に読んで取り上げられている分野がほぼ同じため比較のため本書を手に取った。本書を含めた「かたち」「流れ」「枝分かれ」の3部作は個々の現象を味わうことが主目的。世界は乱立すぎて大統一理論は不可という立場で、それらを目指す物理学者を否定している。それはおそらくコンストラクタル理論を念頭に置いているように見える。対立する主張の読み比べもおもしろい。

  • たらちゃん

    かたちに続いて。私が芸術や衣服や街などのビジュアルの美しさに惹かれる事を夫は軽薄だと言うけれど、実は規則性に沿ったものは理解でき安心できるから、瞬時に察知して美しいと感じているかもしれないし、不安定なものにドキドキするのかもしれない。

  • 人工知能

    かたち、流れ、に続く枝分かれ。自然に見られる枝分かれパターンの紹介となぜそのパターンが形成されるのか、またそれはどのような現象とリンクしてるかをわかりやすく解説してくれる。特に最後の非平衡での相転移に似た現象とエントロピーの最小化原理のはなしが興味深い。枝分かれパターンも生物特有のものではなくて、基本的には数個のルールがあればかなりの精度で再現できることがわかった。フラクタルのはなしも面白い。

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