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ISBN 10 : 480100833X
Content Description
物語は誰かの手によって語り直される、慰めのために、励ましのために、そして真実のために……
数奇な運命を辿り作家の手元に届いた物語――忘却された真実を捉える写真、愛憎極まった読者からの手紙、匿名の暴力に晒される失踪劇、理由なき殺人を生き延びた男の撮る映画、伝説的ヴォーカリストの最後の録音、自由を求めて生きた女性の評伝――こぼれ落ちた記憶に息吹をあたえ、物語を歌いあげる9作品。
[目次]
川岸の女
分身
蛙
悪い知らせ
ぼくたち
空港
少年たち
最後のコリード
歌,燃えあがる炎のために
著者による注記
訳者あとがき
《著者情報》
フアン・ガブリエル・バスケス
1973年、コロンビアのボゴタに生まれる。作家・翻訳家。主な長編小説に、『密告者』(2004年。邦訳は作品社、2017年)、『コスタグアナ秘史』(2007年。邦訳は水声社、2016年)、『物が落ちる音』(2011年。邦訳は松籟社、2016年)、『廃墟の形』(2015年。邦訳は水声社、2021年)、『回顧』(2021年)など、主な評論に『旅は白地図とともに』(2017年)、主な翻訳にジョン・ハーシー『ヒロシマ』(スペイン語訳)などがある。
【著者紹介】
フアン・ガブリエル・バスケス : 1973年、コロンビアのボゴタに生まれる。作家・翻訳家
久野量一 : 1967年、東京都に生まれる。現在、東京外国語大学教授。専攻、ラテンアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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