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ふたりママの家で

パトリシアポラッコ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909125095
ISBN 10 : 4909125094
Format
Books
Release Date
October/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

わたし、ウィル、ミリーの3人きょうだいには、ママがふたりいる。みんなでご飯をつくって食べたり、一緒に踊ったり、楽しく笑いの絶えない毎日。親せきも近所の人もみんな「ふたりママ」のことが大好きだけど、中には違う考えをもつ人がいて…?子どもたちがやってきてから、ふたりママがおばあちゃんになり、次の世代につなぐまで。ふたりママの家の、にぎやかで、なんてことのない、成長記録。

【著者紹介】
パトリシア・ポラッコ : アメリカとオーストラリアで学び、ロシア絵画、ギリシャ絵画、および図像史を専門に美術学修士と美術史博士号を取得。肖像修復に関して美術館のコンサルタントを務めることもある。作家やイラストレーターを対象とした数多くの交流プログラムの一員として、ロシアをはじめとする旧ソ連諸国を広く旅してきた。現在も、ロシアとアメリカの友好・相互理解を助けるプログラムを支援している。都市部のもめごとの平和的解決を助けるプロジェクトや、芸術・識字プログラムを奨励する活動にも深く関わっている

中川亜紀子 : 翻訳者・編集者。出版社勤務などを経て、現職。長く雑誌翻訳の分野で仕事をしてきた。日米の大学でコミュニケーション学どジャーナリズムを専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ♪みどりpiyopiyo♪

    楽しくって幸せな絵本を読みました。ふたりのママ&子供達のとある一家のお話です。■楽しく笑いの絶えない日々。愛情たっぷりに育てられる子供達。親戚も近所の人もみんな「ふたりママ」のことが大好きだけど、中には違う考えの人もいて… ■おじいちゃんおばあちゃんからママ達へ、ママ達から子供達へ、子供達からそのまた子供達へ注がれる愛。ニコニコ読んでたら終盤ちょっと涙が出ちゃったよ。■人生で大切なことを静かに教えてくれる1冊です。違いは恵み。1人でも多くの人がそう思える社会に1歩でも近づけますように☆(2009年)(→続

  • ネギっ子gen

    冒頭は、赤ちゃんを迎えて大喜びする人たちの絵。その次は、ふたりママに見つめられ、<生まれてすぐのわたしが、どうやってこの家に来たか。その話になると、ママたちは目をキラキラさせて、思いっきり、にっこりする>と。お母さんが2人、子どもが3人の「かぞく」。でも、特別なんかじゃない。ふたりの母親と子どもたちの愉快な日々を、温かいタッチで描かれた絵本。語り手は長女の「わたし」。同じく養子として迎えられた弟ウィルや妹ミリーとともに、愛情たっぷりで育つ――。LGBTQの絵本になるが、そういうことを抜きにしても、素敵!⇒

  • ぶんこ

    愛されて育つって素晴らしい。性別や肌の色、ルーツなんて関係ない。一緒に暮らして慈しみあう。その積み重ねで家族となっていく。ふたりのママは幸せだなぁ。こんない可愛い子どもに恵まれ、理解あるご近所さんにもめぐまれて、楽しい一生だった。幸せって自分たちで作り、人との違いを恵みとして受け止める柔らかさ。絵も素敵でした。

  • たまきら

    ふたりママの家で育てられる子供たちの目線で語られるた暖かな絵本です。偏見を持つ人も登場し、苦い経験もあります。それでも愛があれば大丈夫。そんな優しさに満ちていて読後感が素晴らしかったです。自分のイギリス人の友人は、小学生の時に同性愛者であることを共有できる親友と出会えたとても幸運な人です。彼は、親友がパートナーを得たら彼女に精子を提供する約束をしました。そして今、ふたりママ&ふたりパパは二人の男の子を育てています。「同性愛者は非生産的」?そんな考えは本当にさびしい人からうまれるのではないでしょうか。

  • ヒラP@ehon.gohon

    同姓カップルという、ちょっと理解しがたい母親に育てられた子どもたちののびのびと成長していく姿に、垣根を越えた素晴らしさを感じました。 多くの理解者とそれを理解しない人の冷たい視線は、現実の社会の中で変化していくものなのでしょうが、養子として迎えられた兄弟たちがそれを乗り越えていけたのは、二人の母親の強い愛情があったからこそなのでしょう。 同性婚とも言えるマイノリティー社会への偏見を、拭ってくれるような力作です。

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