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ISBN 10 : 4315525871
Content Description
世界屈指の思想家、統計分析の第一人者である著者は「限りある地球で無限の成長はあり得ない」と言います。本書では微生物のようなミクロから帝国のようなマクロまで、世界中のさまざまな形態の「成長」を、数値データを用いて壮大なスケールで解説。徹底した事実の明示によって成長の限界を導き出し、「脱成長」を提唱する世界的話題作です。下巻では、人工物、都市の発展、経済や文明の進歩など、複雑な成長について論証。「生物圏の居住権確保のためには成長を優先すべきではない」という著者の主張の根拠が鮮明に浮かび上がります。
目次 : 第4章 人工物:すなわち人間がつくり出した物の成長とその性能(道具と単一機械/ 建造物/ インフラ/ 輸送/ 電子工学)/ 第5章 人口、社会、経済:すなわち最も複雑な集合体の成長(人口/ 都市/ 帝国/ 経済/ 文明)/ 第6章 成長の後には何が起こるのか:すなわち終焉と連続性(生物のライフサイクル/ 人工物とプロセスの後退/ 人口集団と社会/ 経済/ 近代文明)
【著者紹介】
バーツラフ・シュミル : カナダ・マニトバ大学特別名誉教授。カナダ王立協会(サイエンス・アカデミー)フェロー。エネルギー、環境、人口変動、食糧生産、技術革新の歴史、リスク評価、公共政策の分野で学際的な研究に従事。40冊以上の著書と500を超える研究論文を発表している。2010年、『フォーリン・ポリシー』誌の「世界の思想家トップ100」の1人に選出。2013年、ビル・ゲイツは自身のウェブサイトで、“バーツラフ・シュミルほど、その本を楽しみにしている作家はいない”と書いている
田中嘉成 : 農学博士(名古屋大学)。神奈川県立湘南高校卒、名古屋大学農学部卒。専門は進化生態学と量的遺伝学。マックギル大学特別研究員、横浜国立大学客員助教授、中央大学経済学教授を経て、2006年より国立環境研究所環境リスク研究センター室長。その間、化学物質の環境リスク評価手法に関する研究に携わった。2016年より上智大学地球環境学研究科教授
三輪ヒナタ : 立命館大学国際関係学部国際関係学科を卒業後、国家公務員に。その後、英会話教師、大手メーカーの通訳・翻訳業務を経て、2006年よりフリーランスとして活動。文芸翻訳のほか、これまでの経験を活かし、IT、法律、ビジネス、機械工学など、幅広い分野の産業翻訳を手掛ける。また、医療機関やJICAなどで通訳者として従事するかたわら、通訳案内士として年間500名前後の訪日外国人をアテンドしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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