Product Details
ISBN 10 : 4309208851
Content Description
1945年1月、終戦間近なオランダの夜間外出禁止の夜に鳴り響く6発の銃声。親ナチス警視殺害の報復で家族を失った少年が、戦後に知る衝撃の事実とは何か。暴力に屈する裁判所書記の父、警官のピストルを奪って逃走した兄、慈愛に満ちた母のぬくもり、警察署の独房で遭遇した女性の柔らかい声…戦後、医師として働くアントンのもとに、忌まわしい事実の波紋が押し寄せてくる。対独協力者の父とユダヤ人の母から生を享け、「わたしが第二次大戦だ」と発言した巨匠が、戦争や罪や運命について精緻に織りあげた静かなる傑作、ついに邦訳!!!アカデミー外国語映画賞受賞『追想のかなた』。
【著者紹介】
ハリー・ムリシュ : 1927年オランダ生まれ。20世紀後半のヨーロッパを代表する作家。父は第二次世界大戦下、ユダヤ人からの没収財産を管理する銀行の頭取を務め、戦後、対独協力者として3年間投獄される。一方、母はユダヤ人で、母方の祖母はガス室で殺された。52年、小説『アーヒバルト・ストローハルム』でデビュー。その後、『花嫁の石のベッド』(59)、『語り手』(70)のほか、詩集や劇作も手がけ、77年には、それまでの全作品に対してP・C・ホーフト賞を受賞。82年、本作『襲撃』を発表し、世界40か国以上で出版され、原作映画『追想のかなた』(86)は、アカデミー外国語映画賞受賞。97年オランダ獅子勲章コマンデュール賞を受勲。2010年アムステルダムで没
長山さき : 1963年神戸生まれ。関西学院大学大学院修士課程修了。文化人類学を学ぶ。1987年、オランダ政府奨学生としてライデン大学に留学。以後オランダに暮らし、現在アムステルダム在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
パトラッシュ
読了日:2023/07/31
ヘラジカ
読了日:2023/06/27
uniemo
読了日:2023/09/24
星落秋風五丈原
読了日:2023/07/16
きゅー
読了日:2025/11/20
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

