Product Details
ISBN 10 : 4315529524
Content Description
大航海時代から現代まで−地図は時をどのように表現してきたか。本書は、過去500年間の世界中の地図を対象に、地図がどのように時間を表現してきたのかを解き明かしていきます。テノチティトランの創建を記録したアステカ人、ノスタルジックな景観を地図に表現した近世日本人、ディープタイムという新たな概念を取り込んだ19世紀アメリカ人。本書に掲載された100点を超える地図とイラストは、地図における時間表現の多様性を雄弁に物語っています。「時間」という視点から見えてくる地図の隠された魅力とは?9人の研究者による9つの刺激的な論考を通して、地図が語る時間の世界をお楽しみください。
目次 : 序章 地図は時を語る/ 20世紀(および21世紀)における地図の時間/ 第1部 アジア太平洋(近世日本における過去の位置づけ/ 中国と朝鮮のイエズス会地図:過去と現在の接続)/ 第2部 大西洋世界(アステカ帝国の地図に描かれた歴史/ 時のベールを剥ぐ:17〜18世紀における地図、比喩、好古趣味/ 言語の地図)/ 第3部 アメリカ合衆国(アメリカ初のディープタイム地図/ 場所はいかにしてプロセスとなったか:アメリカにおける時間の地図化の起源/ 時間、旅、および戦争景観の地図化)
【著者紹介】
ケーレン・ヴィーゲン : スタンフォード大学の歴史学教授。専門は日本近世史と地図製作史
キャロライン・ウィンタラー : スタンフォード大学の歴史学教授。精神史家
藤崎衛 : 東京大学大学院総合文化研究科教授。博士(文学)。1975年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修了。ローザンヌ大学(スイス政府奨学生)、ローマ大学ラ・サピエンツァ校(イタリア政府奨学生)、ベルリン・フンボルト大学(ドイツ学術交流会奨学生)に留学。専門は西洋中世史
松川琢哉 : 編集者、ライター、翻訳者。石川県出身。一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了。編集プロダクションに数年勤務したのち、フリーランスの編集者・ライターとなり、長年にわたり数多くの書籍、雑誌の制作を手掛ける。近年は翻訳書の編集に従事する傍ら、翻訳業も営んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

