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シェルフ・ライフ

ナディア・ワーセフ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784910428321
ISBN 10 : 4910428321
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

書店チェーン「ディーワーン」の喜びと悲しみ、怒りと希望―。一冊分ずつ、世界を変えていく。男性優位のエジプトで彼女は闘う。したたかに、懸命に―

目次 : プロローグ/ 第1章 カフェ/ 第2章 エジプト・エッセンシャルズ/ 第3章 料理/ 第4章 ビジネスとマネジメント/ 第5章 妊娠と子育て/ 第6章 古典/ 第7章 アート&デザイン/ 第8章 自己啓発/ エピローグ

【著者紹介】
ナディア・ワーセフ : 2002年に共同で設立されたエジプト初のモダンな書店ディーワーンの創業者の一人。ロンドン大学バークベック校でのクリエイティブ・ライティングの修士号(2017年)、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院での社会人類学の修士号(2000年)、カイロ・アメリカ大学での英文学・比較文学の修士号(1996年)の三つをもつ。ディーワーンを共同で設立する以前は、「女性器切除対策プロジェクトチーム」や「女性と記憶フォーラム」で調査やアドボカシー活動に従事していた。2014年から2016年に『中東版フォーブス』の中東で最もパワフルな女性200人に選ばれたほか、『タイム』、『モノクル』、『ビジネス・マンスリー』などの雑誌でも取り上げられている。2022年のウーマン・オブ・ザ・イヤー賞(UNICEF&Look! Magazine)の“Woman for Women”部門を受賞

後藤絵美 : 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助教。2003年から2年間、平和中島財団奨学生としてエジプトに留学。カイロ・アメリカ大学ジェンダー・女性学研究所に所属した。現在は近現代のイスラーム思想・文化の多様性や変化について研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • buchipanda3

    カイロにある独立系書店の創設者によるエッセイ。海外の本屋さんの本として手に取ったが、書店経営の日々だけじゃなく、最近のエジプトの風潮、文化や政治も含めた社会のリアルな空気を肌で感じられる話も書籍と関連付けながら豊富に語られ面白く読めた。章の題名には実際に設けた本棚のテーマが記され、料理や妊娠など現実の社会と彼女自身のズレに苦悩した人生とリンクさせながら語られる。中でもエジプト・エッセンシャルズの章は母語と母国への回帰という意味でとても興味深かった。本の存在と人生の強い結び付きが改めて感じられ何だか嬉しい。

  • たま

    読書メーターのご感想に教えられて読んだ。2000年頃カイロに書店ディーワーン(英語の本もアラビア語の本もある)を開いた女性の回想。ディーワーンは有名書店だったようで、表紙の写真からも雰囲気の良さが伺える。こういう書店がそれまでなかったと言うのがすごい!※1。ここを開店し運営するための苦労の数々−非常識な客、客と従業員の万引き、官憲その他の妨害。エジプト社会の複雑さ、人間関係の彼我の違いに唸らされた。裕福な家庭(父はイスラム教徒母はコプト教徒)に生まれ英語仏語の教育を受けた著者は今はロンドン在住のようだ。

  • Nobuko Hashimoto

    エジプトの首都カイロで書店を立ち上げ、最盛期には10店舗にまで拡大した女性の回想録。著者ら女性3人で設立した書店ディーワーンは、それまでのエジプトの書店のイメージをまったく覆すものだった。本書は成功物語としての語りよりも、男性中心社会で女性が理想の場所をつくろうとするときに向き合わざるを得ない、さまざまな葛藤をたどる。関西ウーマン信子先生のおすすめの一冊で取り上げました。https://www.kansai-woman.net/Review.php?id=202561

  • Inzaghico (Etsuko Oshita)

    2002年、著者は姉と友人と共に、カイロに独立系書店「ディーワーン」を誕生させた。子どもと一緒で、書店も大きくなるにつれて外部の影響を受けて自分の意志をもち、手に負えなくなる。一個の人格(?)をもった書店は愛おしいが、枷、軛でもあった。 著者の父親はイスラム教徒、母親はキリスト教徒(コプト教)、使用人を数人抱えて、姉と著者はインターナショナルスクールに通う。その後、著者はロンドンで暮らす。こういう環境で育った経営者が、下層階級の従業員とどう折り合いをつけるのか(つけないのか)というのも読みどころだ。

  • アヴォカド

    全くノーチェックだったのだけれど、本屋さんの棚で気になって手に取った。そういう出会いを作ってくれるのが、リアル本屋さんのいいところだよね、やっぱり。エジプト・カイロで、女性が、モダンな本屋さんを作り経営する。もちろん知らないことがたくさんで面白いのだけれど、どこもそうなのねーと思うところもあり。うまくいったことも、失敗して苦悩したことも少なくないだろうけれど、そうだよ、次はもっとうまく失敗しよう、と思えたらいい。

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