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ショック・ドクトリン 上 惨事便乗型資本主義の正体を暴く 岩波現代文庫

ナオミ・クライン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006033446
ISBN 10 : 4006033443
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

戦争、自然災害、政変などの惨事につけこみ、人々が茫然自失している間に過激な経済改革を断行するショック・ドクトリン。独裁政権下のチリ、ソ連崩壊後のロシア、天安門事件後の中国など、世界中を席捲した改革は何をもたらしたのか。綿密かつ豊富な取材に基づき、舌鋒鋭い筆致でその正体を暴き出す。(解説=中山智香子)

【著者紹介】
ナオミ・クライン : 1970年カナダ生まれのジャーナリスト、作家、活動家

幾島幸子 : 翻訳家

村上由見子 : 著述家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • バズリクソンズ

    惨事便乗型資本主義の正体を暴くとの副題に嘘偽りなし!世界各国の例を挙げて説明がなされる民主主義への変革という名の下に災害を機に、それまで成し得なかった富豪と貧民の格差を生む大改革へと踏み切る手口に政治とは国民一人一人を平等にするためではなく、格差を広げて発案者側だけの私利私欲を肥やす手口でしかない事を上巻のみで十分に認識できた。本作を読むことでいかにシカゴ学派と呼ばれる悪党が運良く自分達の政治的悪徳商法を売り込んでこれたかが憎たらしい程に解る。日本も沢山心当たりがある事がこの著書を元に判明する。下巻も期待

  • 原玉幸子

    普通、上下巻の場合は没入過ぎを避ける為に間に違う本を挟むのですが、深刻な嘆きを感じて迷いなく下巻に進みました。「所詮、際限無き貨幣供給は各国の通貨切下げ競争だと認識しておけば大丈夫」との発想は、単なる思い込みに過ぎず、又「新自由主義」も「何でも民間と市場に任せてしまう英サッチャー元首相の経済施策として有名」程度の認識でいたのでは、世の中のリアルを見誤ってしまう… 斯くも資本主義の実態がこんなにGreedyかと情けなくなります。自身が受け止める感情の揺れを一言探すと「苛まれる」かと。(◎2024年・冬)

  • Hiroshi

    アダム・スミスによれば「神の見えざる手」故政府は経済に係わらない方が良い。だが29年の大恐慌で政府の必要性が生じケインズの管理経済・混合経済が始まった。ハイエクの師弟であるフリードマンを中心とするシカゴ学派は面白くない。国の関与しない経済の実験場を求めた。だがフリードマンの経済学には問題がある。ケインズの経済学では国民の貧困を防ぐ為国民は様々な制度で守られている。フリードマンの考えではそれらを廃止する必要がある。自由主義・民主主義を前提とする資本主義国家では敢えてその制度を廃止するのは多数派とはならない。

  • フクロウ

    シルヴィア・フェデリーチ『キャリバンと魔女』同様の視角。資本主義が隆盛するためには最初の資本蓄積=「略奪」が必要であり、フロンティア消失後の現代(2007年、あるいは2024年現在も)では、福祉国家の公共財を軍事クーデターや経済破綻により「略奪」する植民地化政策の国内再流入手法が取られている(新自由主義)。ポイントはミルトン・フリードマンの自由主義に抗して政治(民主主義)で経済を縛ることであるが、政治/経済間のファイア・ウォールが上手く機能する条件は…?日本の健保や水道も他人事ではない。

  • pokuta

    上巻を読んでいる最中呆然した。 本当にフリードマンを中心とするシカゴ大学の一派が世界の経済をうごかしているのか? 惨事が起きるとそれには便乗して過激な経済改革を断行するショック・ドクトリンという手法。 言ってしまえばアメリカの世界制服大作戦なんじゃないの?とシンプルに思う。特に南米チリ、ブラジル、アルゼンチンなどCIAが暗躍して後にシカゴ大学の一派が経済指導のもと入り込んでアメリカに都合のいい国につくあげて行くいうとても恐らしい話。 現在でもショック・ドクトリンという手法はしっかり用いてられている様子

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