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ISBN 10 : 4909832785
Content Description
ヤマト宮廷は文学を通して帝国となった。
古代のヤマト国家は自分たちの統治が全世界を覆うかのように想像していた。
ヤマト宮廷が生み出したあらゆるテクストに、この帝国的想像が表現されている。『万葉集』はその最たるケースである。
『万葉集』を国民的歌集とする通念は、近代国家が生んだ幻影にすぎない。
虚妄が暴かれた今、本来なされるべきだった帝国的歌集としての解読を実行する。
米国発の問題作、最適の訳者を得て待望の刊行!
【著者紹介】
トークィル・ダシー : カリフォルニア大学ロスアンゼルス校アジア言語文化学科教授。1968年イギリスで生まれ、その後まもなく一家で南スペインに移住。1992年ロンドン大学東洋アフリカ研究学院卒業。北海道大学文学研究科国文学専攻修士課程を経て、コロンビア大学大学院博士課程修了
品田悦一 : 1959年群馬県生まれ。東京大学人文科学研究科博士課程単位取得修了。聖心女子大学文学部教授などを経て、東京大学教授(大学院総合文化研究科)
北村礼子 : 1973年東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業(英米文学専攻)。ニューヨーク市立大学留学を経て翻訳に従事するとともに、慶應義塾大学にて米文学演習(翻訳実技演習)のアシスタントを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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