トルクァート・タッソ

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エルサレム解放

トルクァート・タッソ

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003271025
ISBN 10 : 4003271025
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

イタリア・バロック文学最大の詩人トルクァート・タッソ(一五四四‐九五)による長篇英雄叙事詩(抄)。第一次十字軍遠征におけるキリスト教徒と異教徒の英雄たちの激烈な戦いと悲劇的な死、十字軍の勇士と異教徒の女戦士の報われぬ愛…。イタリア文学の大古典。

(「BOOK」データベースより)

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イタリア古典文学の王道。オペラ映画を観て...

投稿日:2021/04/11 (日)

イタリア古典文学の王道。オペラ映画を観ている感覚になる。読んでおいて決して損はしない作品の一つ。

しち さん | 埼玉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • syaori

    16世紀の詩人タッソによる叙事詩を20世紀の詩人ジュリアーニが編集して紹介する本。第1回十字軍を舞台にエルサレム解放の大団円に向かう物語は、苦悩や絶望、「累々たる死屍の群れ」に彩られています。タンクレーディとクロリンダの破滅へ向かう戦いの官能的な絶望、リナルドとの魔法と幻想に彩られた恋に破れた魔女アルミーダの狂おしい叫び、エルサレム陥落に寄せる敵将アルガンテの誇り高い悲憤とソリマーノの憤激。この詩を題材にした絵や音楽は数多いようですが、確かにこの官能美溢れる暗鬱さ悲壮さは多くの芸術家を捉えたことでしょう。

  • ホームズ

    キリスト教側の英雄叙事詩にしては完全にイスラム教が悪者っ感じではなく読みやすかったかな。イスラム側に悪魔や魔術師が登場してたりはしてたけど(笑)完訳ではないので途中で色々解説があり物語をとらえすいのは良かった。機会があればちゃんとした完訳も読んでみたいな。イーリアスやアーサー王の伝説に似たような話があったような気もする所が色々あった(笑)

  • ラウリスタ〜

    全訳ではなく抄訳+リライト。ものすごく絵画的な詩。ゴンチャロフの断崖で主人公が熱狂的に読んでいた。イーリアスのような英雄物語。現代人にも読みやすいように配慮されていて助かる。文章を読むだけでその情景が鮮やかに浮かび上がる筆力には脱帽。イベントの待ち時間5時間超を楽しく過ごせました。時間があるときに一気にどうぞ。時間を空けると人物名とかストーリーを忘れます。

  • mak2014

    ゲーテの戯曲でその名を知ったタッソ。第一次十字軍遠征のキリスト教徒とイスラム教徒との戦いを詠んだ長編叙事詩からアルフレード・ジュリアーニが三分の一を選び、さらに導きとなる文章を途中途中に挿んだもの。もっとリアリズムのものかと思っていたが、魔術や魔物が出てきたり神様もちょっと関わったりと、『指輪物語』などのファンタジーの元祖ではないかとも思われる。恋愛沙汰もいくつかあるなど彩り豊かな一編。

  • きゅー

    史実では1099年にエルサレム攻囲戦が行われ、キリスト教徒軍がイスラム教徒軍を破り、エルサレムを奪取した。本作はこの史実をベースにして、さまざまな架空の人物を登場させ、天使と悪魔の対決、魔術、妖精などの要素を加えた一大叙事詩となっている。さて、読みながらも頭に浮かんでいたのはアリオストの『狂えるオルランド』のこと。あまりに似通ったエピソードが登場するので否が応にも思い出されてしまう。しかし『狂えるオルランド』と比較するとストーリー、登場人物ともに小粒の感が否めない。

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