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純潔の近代 近代家族と親密性の比較社会学

デビッド・ノッター

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766414233
ISBN 10 : 4766414233
Format
Books
Release Date
November/2007
Japan

Content Description

愛と、性と、結婚はひとつではない…。気鋭のアメリカ人研究者デビッド・ノッターが、日米比較を軸に、近代日本における「愛」の歴史を辿り、日本近代の家族制度、結婚制度、文化の特徴を明らかにする。

【著者紹介】
デビッド・ノッター : 慶應義塾大学経済学部准教授。1964年、米国生まれ。オベリン大学(Oberlin College)卒業。京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • カモメ

    大正期はロマンティックラブを優先するのではなく、友愛結婚、幸福や理解を求められていた。離婚率の増加から恋愛結婚の重要性が説かれるようになったものの、純潔は求められ、そこで推奨されたのは教養や人格の向上を求める教養型男女交際であった。見合結婚は伝統、恋愛結婚は近代とリンクされているが、歴史の中ではもともと見合結婚は上層部に限られており、農民には恋愛結婚が公認されていた指摘や、恋愛結婚が必ずしも自由意志とリンクしているのかという指摘が興味深かった。

  • check mate

    「ロマンティックラブイデオロギー」と「恋愛結婚」はイコールではなく、大正期の都市において「ロマンティックラブイデオロギー」と「友愛結婚」が結び付いていた。

  • なめこ

    愛・性・結婚の三位一体といわれている「ロマンティック・ラブ・イデオロギー」と「近代家族」の形成とがどのように関わっていたのか、あるいはいなかったのか。アメリカと比較すると、日本における「恋愛結婚」は屈折したかたちであらわれてくるという指摘が興味深かった。

  • HolySen

    戦前戦後と、男女交際や家庭、結婚についての歴史を「純潔」、「ロマンティック・ラブ」、「聖-俗(デュルケーム)」、「夫婦愛」、「恋愛至上主義」などの概念を補助線に、日米比較しながら整理していく。特に、ロマンティック・ラブやホームを聖なるものとして扱い、近代化を単線的な過程と捉えず、文化的な過程として扱うことにオリジナリティがあるという。第一章から第四章までの歴史的な整理は勉強になるし、第五章における日本の恋愛結婚論批判と第六章における日本の近代家族論批判は、なかなか冴えている。

  • 真名

    あくまで論文のための参考資料にするつもりだったけど面白かった。近代以降の恋愛結婚と都市型核家族、個人主義との関連。「男性が女性を指導し、それが交際の契機となる」ことを「教養型男女交際」というらしい。何にでも名前つけるんだなぁ…

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