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夜に生きる

デニス・ルヘイン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150018696
ISBN 10 : 4150018693
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『ミスティック・リバー』の巨匠がアメリカ裏面史を描く大作。本年度アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀長篇賞受賞作!

禁酒法時代末期のボストン。市警幹部の息子ながら、今はギャングの手下になっていたジョーは、強盗に入った賭博場でエマと出会う。二人はたちまち恋に落ちるが、彼女は対立組織のボスの情婦だった。やがて起きる抗争。その渦中、エマに惚れていたがためにジョーの運命は大きく狂っていった……街の無法者から刑務所の囚人へ、そしてそこから再びのし上がらんとする若者を待つ運命とは? 激動の時代を腕一本で乗り切ろうとするギャングたちの生きざま。

【著者紹介】
デニス・ルヘイン : アメリカ、マサチューセッツ州生まれ。1994年にデビュー作『スコッチに涙を託して』でアメリカ私立探偵作家クラブ(PWA)のシェイマス賞最優秀新人賞を受賞

加賀山卓朗 : 1962年生、東京大学法学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 遥かなる想い

    2014年このミス海外部門5位。ルヘインが描く禁酒法 末期のアメリカを生きる ジョーの物語。 読んでいてなぜか既視感を 覚えるのはなぜなのだろう …ボスの情婦エマとの恋に 落ちる様は、情感的で心に 残る。無法者から、囚人に…そしてのしあがろうとする ジョーの姿はひどくかつての 古きよきアメリカ風で、 まるで映画を見ているかのようで、 心が踊る。刑務所から、 南フロリダへ…表世界では 生きられない無法者の人生が哀しく伝わってくる。 最後は「夜に生きた」男の しんみりとした終わり方だった。

  • buchipanda3

    初ルヘイン。夜に生きる、昼間の誰かのルールに縛られず、ただ自らを欲してただ貪るように生きる。一人の若いアイルランド系の男、まだ20歳にも満たなかったジョエル(ジョー)が、自らの夜を求めて禁酒法時代の裏のアメリカ、ボストン、タンパを生き抜く姿を描いたノワール・クライムをガッツリと楽しめた。ジョーは自身をギャングではなく無法者と呼ぶ。自分は暴力に支配されてはいないということか。いや成りきれないのだ。そして父親の存在への受容と反発の甘さに捨てられない人間味を感じた。エマへの想い、短い煌めきが先にも後にも効く。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    ベン・アフレック総指揮・監督・脚本・主演、エル・ファニング共演の映画原作。禁酒時代のボストン、警察官の父トマスを持ちながらチンピラとして生きるジョー(ジョセフ)。押し込み強盗をした先で初恋の人となるエマと出会うが・・・。KKK、イタリアン・マフィア台頭、キューバ革命を利用しつつもくぐり抜けたアメリカ裏歴史とそれをのし上がた男。警官殺しとして監獄に入れられた時にトマスから「お前を守ってやるという奴は一番、信用するな」と忠告される場面でドラマ『ナイト・オブ・キリング』の主人公を思い出して悶絶せざるを得ない。

  • sin

    果たして“死”は平等に訪れるのか、否、その後に来る“忘却”がただ一つ平等といえるのではないだろうか?平等を手に入れる手段が己をなくすことでしかなしえないのは皮肉なことではあるが…人はいい奴も悪い奴も生きて在る限りは自分で在ることをやめることはできない。そこに物語が誕生する。主人公はその身の内に善良な魂を宿していたとしてもその夜に寄り添う生き方を変えることができない。楽園はあの世ではなくいまあるこの瞬間だと知っていても最善を選ぶことができなくて、自分にとって大切なものを失くしたときそれは“愛”の喪失と知る

  • 本木英朗

    巨匠ルへインの作品のひとつである。禁酒法時代末期のボストン。市警幹部の息子ながら、今はギャングの手下になっていたジョーは、強盗に入った賭博場でエマと出会う。二人はたちまち恋に落ちるが、彼女は対立組織のボスの情婦だった。やがて起きる抗争。その渦中、エマに惚れていたがためにジョーの運命は大きく狂って行った……という話である。『ミスティック・リバー』だけ読んでいたが、こっちも凄かったねえ。1作目の『運命の日』も買って読まなければ! とりあえず以上です。

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