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魔術師と予言者--2050年の世界像をめぐる科学者たちの闘い(仮)

チャールズ・c・マン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784314011907
ISBN 10 : 4314011904
Format
Books
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

食料、水、エネルギー、気候変動―30年後に地球の人口が100億人になっても、この星で全員生きていけるのだろうか?魔術師派は「科学の力で解決せよ!」と唱え、予言者派は「自然を守るべく抑制せよ!」と叫ぶ。―これは、人類に迫る危機についての話だ。現代の環境保護運動の礎となる理念を構築した生態学者ウィリアム・ヴォート=“予言者派”と、品種改良による穀物の大幅増産で「緑の革命」を成功させ、ノーベル平和賞を受賞した農学者ノーマン・ボーローグ=“魔術師派”の対立する構図を軸に、『1491』『1493』が全米ベストセラーとなったジャーナリストが、厖大な資料と取材をもとに人類に迫る危機を描き出した、重厚なノンフィクション。人類の未来を考えるための必読書。

目次 : 第1部 ひとつの法則(種の状態)/ 第2部 ふたりの男(予言者/ 魔術師)/ 第3部 四つの元素(土―食料/ 水―淡水/ 火―エネルギー/ 空気―気候変動)/ 第4部 ふたりの男(予言者/ 魔術師)/ 第5部 ひとつの未来(培養皿のへり)/ 付記 なぜ信じるのか

【著者紹介】
チャールズ・C・マン : ジャーナリスト、サイエンスライター。「アトランティック」誌、「サイエンス」誌の通信記者。ナショナル・マガジン・アワードの候補に3度ノミネートされたほか、米国物理学協会、アルフレッド・P.スローン財団などの機関から数々の賞を受賞している。『1491―先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見』(NHK出版)は全米の話題をさらい、米国科学アカデミー・コミュニケーション賞を受賞。続編『1493―世界を変えた大陸間の「交換」』(紀伊國屋書店)も全米ベストセラーとなり、「タイム」誌の2011年度ベスト・ノンフィクション部門で第1位を獲得した

布施由紀子 : 翻訳家。大阪外国語大学英語学科卒。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やいっち

    魔術師とは技術革新こそが本道という科学者たち。予言者とは何よりも環境重視の科学者たちを総称。名著だと思うが、あまりに大部。本文だけでも730頁。参考文献や注、索引を含めると850頁!  大物好きな吾輩の読書経験の中でも上位に入るだろう。

  • アナクマ

    この先30年間に何が起こるか、(魔術師と予言者)誰が正しいか、どう解決すべきか、は書いてない(書けるはずもない、がヒントはある)。「豊富な知識を持つ人々が将来の選択肢をどう考えているか」の集成。◉序-1-5-10章。土:人口は増えるので作物は50%増産する必要がある。水:人類が使用している水の四分の三は農業に。人口の約半数は水不足。火:いま電気を使えていない12億人に供給されるかどうか。空気:気候変動をどう見たらいいのか。◉ほか、ハーバー・ボッシュで30億人分の増産。陸系の純一次生産の4割を摂取する人類。

  • Mayu

    環境問題というのは単に「自然保護」や「環境保全」の問題ではなく、それが貧困や戦争など人類が根絶しようとしている様々な問題の基礎なんだなと…沈黙の春や成長の限界の出版以前のまだ誰も人類が地球に与える影響を認識していなかった時代から、現在取り組まれている気候変動の共通(?)認識に至った経緯がとてもわかりやすかったです。導入部分はファクトフルネスの続編のようにも感じ、一般の消費者でしかない私も個人としてできることをしたいと感じました。2人の科学者のどちらが正しいとも簡単には言えないけど、私たちがどう生きるべきか

  • Akiro OUED

    人類の存在は、地球にとって悪夢だ、という予言者の行き着く先と、人類の存在は、地球にとって運命だ、という魔術師の行き着く先には、ヒトの生存可能性を合理化する優生思想という合流点があるんじゃないだろうか。両派に対して批判的な視点を提供する著者の筆圧の高さに、一気読み。好著。

  • Hiroo Shimoda

    これは面白い。環境問題を巡る対立についての理解が深まる。グレタは是が非か、石炭火力へのアプローチは日欧で何故すり合わないのか、ESGは新たな投資対象を作るだけのためか、色々と考えさせられる

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