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すべての部屋に火を

セレステ・イング

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152104250
ISBN 10 : 4152104252
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
井上里 ,  

Content Description

リチャードソン家の邸宅が燃えた。厳しい母が管理する、完璧に見える家庭だった。母の唯一の悩みは末娘のイジーだが、今は姿を消していた。一家の貸家に住む母娘も見えない。誰が、なぜ火をつけたのか。秘密を抱える二つの家族が、焼け跡で見つけた真実とは?

【著者紹介】
井上里 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    全米370万部突破の文芸ミステリという触れ込みで読みました。 自由の国、移民大国にて多様性がありながら、人種差別大国の社会の歪みの中の家族ドラマ、読み応えはありますが、ここまでベストセラーになるのかは疑問です。実際日本では、ほとんど売れていないと思われます。 https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0005210425/

  • キムチ

    ちらちらの火種・・密かな埋もれ火〜表題の通り、二組の家庭が擦れ合う事での摩擦を通じて「母と子」の有様を対比させる形での展開。中盤まで乗り切れず呻吟。米アッパー層の家庭に入ってきた有色人種の母と娘。完璧な場所と暮らしを堅持する夫婦。4人の娘息子との接触は熱を持たぬはずはない。規則の難点である「正しき道」って何?現実にあるのは「道」だけなのに・・理想?より秩序だった道は果たして何なんだろう。単純な嫌ミスと思いきや、レイシズムも絡む、上昇志向と自由謳歌との価値観の相違も‥人生路程で交差点ごとに現れる選択の良否

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    理想的なアメリカン家庭だったリチャードソン家が燃えた・・・。なぜ、火災は起こったのか?写真芸術家であり、とある理由から放浪生活を送っているミアと寛大と安逸と理想を体現したエレナ。彼女らが互いに影響し合うのではなく、子供達や周囲に影響を及ぼしているという点が中々、独特だ。しかも周囲はエゴイストでありながらも相手への愛情や敬意は少なからずもあるというのが割り切れなさに拍車を掛ける。個人的にリチャードソン家で黒い羊だったイジーが自分を殺しに掛かるような環境から抜け出せたのは救いだ。とはいえ、エレナの独白が切ない

  • Hiro

    Podcast「文学ラジオ空飛び猫たち」を聴いて興味を持ち、さっそく図書館で借りた。紹介されていた通り「炎の勢いで読み終えた」。正反対の生き方をする正反対の女性たち。すごく面白い!完全に没入できる作品。ドラマのように展開が早く、読んでいてイライラすることがない。ドラマもあるようなので、機会があれば見てみたい。

  • 練りようかん

    めちゃめちゃ面白くて没入した。謝辞で『秘密にしていたこと』の作家だと気づき、末っ子に課せられた役割やテーマの重なる部分に思い至ったが、本作は別モノのスリルが際立って感じられた。道徳を守る基本理念を維持した計画都市で、三世代前から住む定住が前提の一家の近くに移動を繰り返す母子が越してきた。子ども心の大きな影響は予見でき、前半は不安の煽りで引っ張られ後半は何やってんの夫人!と責めながら先が読めん読めんとのめり込んだ。複雑な心を持っていてもルーツがシンプルな人の狭量と寂寥が落とした墨汁のように広がる物語だった。

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