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ピクニック・アット・ハンギングロック 創元推理文庫

ジョーン・リンジー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488594022
ISBN 10 : 4488594026
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
井上里 ,  

Content Description

あの日は絶好のピクニック日和だった。アップルヤード学院の生徒たちは、馬車でハンギングロックの麓に向けて出発した。だが、楽しいはずのピクニックは暗転。巨礫を近くで見ようと足をのばした4人の少女と、教師ひとりが消えてしまったのだ。何があったのかもわからぬまま、事件を契機に、学院ではすべての歯車が狂いはじめる。カルト的人気を博した同名の映画原作、本邦初訳。

【著者紹介】
ジョーン・リンジー : 1896年、オーストラリアのメルボルン生まれ。ナショナル・ギャラリー・オブ・ヴィクトリア・アート・スクールで絵画を学ぶ。1967年に『ピクニック・アット・ハンギングロック』を刊行。1975年同作をもとにピーター・ウィアー監督が同名の映画を製作。1984年没

井上里 : 1986年、宮崎県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    表紙からどんな話を想像する? その想像より、絶対面白いよ。久しぶりにページをめくる手が震え、結末を知りたい期待と読み終えたくない気持ちの狭間で葛藤。1900年のオーストラリアの自然のただ中にある女子寄宿学校が舞台。遠足でいなくなった四人の行方。彼女達の生死。これは、オーストラリアの自然の脅威を心にとめて読むべきだと思う。数ヶ月前に旅行したオーストラリアで感じた、山々に対するアポリジニの人達の畏敬の念を思い出した。その山に白人達が踏み込んでいって ...と想像力を働かせて読む。すごくオススメ。

  • absinthe

    面白かった!長閑なオーストラリアのお嬢様寄宿学校で謎の失踪事件。事件は未解決で著者の推理すら開示されないのだ。読んでいくと謎解き本では無いことがすぐに分かる。映画化もされたし、実話をもとにしたものかフィクションなのかも話題になったという。大自然の風景や人物の描写が丁寧で美しく、学園の様子も活き活きしている。事件が起こった後の人々の様子がだんだんと暗転し、人々は偏狭になっていく。校長はミンチン先生を彷彿とさせる。読んでよかった。

  • ケイ

    読書会のために再読。映画も鑑賞。原作通りにすすむ映画はイメージにとても近く、ボッディチェリのヴィーナスに似たミランダの美しさが際立つ。取り憑かれた学園の校長が、アリスが迷い込んだ先の女王だとしたら、ミランダはどこかで今も優雅にお茶をしているのだと思いたい。読書会では、セアラと校長の顛末に対する感じ方がそれぞれ違うのが、話していて楽しかった。白鳥のとらえかたも。

  • HANA

    楽しいはずのピクニック。しかしそこで四人の少女と一人の教師が行方不明になる。というのが冒頭のストーリーなんだけど、本書の主題は行方不明事件ではなくその後の人間関係。友情で結ばれた貴族と使用人や学校に残された少女たちや先生。事件自体は不穏だが、残された彼らの様子が美しい自然描写と相まってどこか独特の駘蕩とした空気感さえ醸し出している。何となくイーヴリン・ウォーとかを連想させるような。ともあれ粗筋から思った内容とは違うけど、予想よりはるかに面白く読めた一冊でした。あとやはり最終章を削ったのは英断だと思う。

  • 星落秋風五丈原

    ピーター・ウィアー映画化作品。本当の話なのか想像なのかも藪の中。失踪事件が起きたあとの校長の壊れっぷりの方が怖い。映画もこんなだったっけ。失踪した少女たちにももしかしたら別の道があったかもしれないように悲惨な目にあうセーラにも別の道にいくかもしれない救いの手はすぐそばにあった。

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