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ダーウィン以前の進化論

ジョン・グリビン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152101419
ISBN 10 : 4152101415
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ギリシャ哲学から、荘子、ダ・ヴィンチ、ハットン、ウォレス、ワトソン&クリック、そして現代のエピジェネティクス研究まで―「進化」というアイデアの知られざる系譜を描き出す野心作。

目次 : はじめに―ダーウィン神話を打ち崩す/ 第1部 ダーウィン以前(曇った鏡に映して/ 偽りの夜明け/ 時の賜物)/ 第2部 ダーウィンの時代(ダーウィンからダーウィンへ/ ウォレスとダーウィン/ ダーウィンとウォレス)/ 第3部 ダーウィン以後(エンドウマメから染色体へ/ DNAの役割を明らかにする/ ネオ・ラマルキズム)

【著者紹介】
ジョン・グリビン : 1946年生まれ。ケンブリッジ大学で天体物理学の博士号を取得後、ネイチャー誌やニューサイエンティスト誌で科学ジャーナリストとして活躍。サセックス大学客員研究員

メアリー・グリビン : 1946年生まれ。教員を務めるかたわら子ども向けの科学書を多数執筆しており、ジョン・グリビンとの著書『Time and the Universe』でTES Junior Information Book Awardを受賞。サセックス大学客員研究員

水谷淳 : 翻訳家。訳書にブキャナン『歴史は「べき乗則」で動く』、ハリス『ゲノム革命―ヒト起源の真実』、チャイティン『ダーウィンを数学で証明する』(以上早川書房刊)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yamatoshiuruhashi

    進化論はダーウィンに始まるのではない。副題にある通り、アリストテレスからDNAまで。結局、人類は「宗教」という救いを求めるために足枷をかけられて、真実から遠のいたのではないか。特に、自然崇拝型の宗教や哲学型の宗教は許容範囲が広いと思うが、一神教型は他を排除することが自己目的化しているように思う。その中で、進化論を発展させた人々は素晴らしいと思う。読み進むにつれ、宗教との対立を如何に解決するか、研究費用を如何に捻出するかが話題となり、だんだん重くなってくるが、、、面白い!!

  • Isamash

    ジャーナリストのジョン・グリビンとメアリー・グリビン2020年著作訳本。ダーウインと同時代に同様の進化論を独立して考えたウオレスの研究歴に関し詳しい記述が有る。交流もあった様。発見栄誉を独り占めされた訳だがウオレスはダーウイン死後ダーウイズム擁護者となったらしい。最後のネオ・ラマキズムの章は大変に興味深かった。戦時オランダの飢餓による低体重が孫の代まで引き継がれた。つまり獲得形質が遺伝しそれは低分子RNAによってだという。調べてみると線虫の学習行動も獲得遺伝しエクソーム内のRNAの関与が示唆されている様だ

  • 塩崎ツトム

    ダーウィン以来からダーウィン以後まで、「種の起源」に至るまでの道程を俯瞰。ギリシャ哲学やスコラ哲学も、当時の水準としては結構いい線に到達していたらしい。

  • 乱読家 護る会支持!

    人類史において、種は神によって創造されたと信じられていた期間の方が圧倒的に長い。 進化論は、現代人からすれば「当たり前」のことなのだが、あまりにも長い生物の歴史の中で、我々人間たちが種について認識できる期間はほんの一瞬に過ぎない。 人は「自分だけが特別な存在」と信じたい生き物である。そのことが、「ヒトは神が自分に似せて創った」「ヒトの先祖は神だった」という宗教観を持つに至った。 しかし、進化論はヒトも昆虫も同じ進化史に登場した種の一つに過ぎないことを言い表している

  • Book shelf

    生物は世代を超えて変化するというのが「進化」の意味だが、この真意にたどり着くまでに紆余曲折があった。そもそも生物が変化するということが広く受け入れられたのは最近の話である。だからと言って古い考え方を無下に扱うことはできない。古い考え方を土台に新しい気づきが積み重なって今に至るからだ。そして生物学以外の分野の発展も絡まり合って今の遺伝学ができあがる。この進化論の発達史をとても分かりやすく面白くまとめた内容になっている。

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