Product Details
ISBN 10 : 4198660875
Content Description
冬の王さまは、誕生日にとくべつなパーティーを開こうと、
きょうだいを招くことにしました。
子どものころからずっと会っていない、
春の女王、夏の王、秋の女王です。
太陽も、風も、そんなことをしてはいけない、といいましたが、
冬の王は耳をかしません。
とうとうきょうだいたちが、冬の宮殿にやってきました。
みんなでごちそうを食べたり、ゲームをして、楽しい時をすごします。
けれども宮殿の外では、たいへんなことがおこっていました。
夏の太陽がてっているのに、秋の雨がふりしきり、雪が舞い、
春の花が開こうとします。
田畑には穂がみのらず、動物たちもいつ冬眠したらいいかわからず、
おかしなことになってしまいました。
すべては、4つの季節が同じ場所に集まったせいなのです。
「このままではいけない」
きょうだいたちは、みな、じぶんたちの宮殿へ帰っていきました。
こうして、ふたたび季節はもとにもどったのでした。
異常気象への警鐘ともいえるこの絵本は、
85年前に、27歳で亡くなったユダヤ系ドイツ人作家、
ウルリッヒ・アレクサンダー・ボシュヴィッツが遺した物語がベース。
ピュリッツァー賞受賞作家ジョナサン・フリードマンが紡ぎなおし、
英国の人気絵本作家エミリー・サットンと共に美しい絵本にしました。
【著者紹介】
ジョナサン・フリードランド : 作家。英国ガーディアン紙のコラムニスト、元ワシントン特派員。2014年にはジャーナリストとしてジョージ・オーウェル賞を受賞した。BBCラジオ4で歴史番組のプレゼンターを務める。ロンドン在住
エミリー・サットン : エジンバラ・カレッジ・オブ・アートのイラストレーション専攻を卒業。ヨーク大学、米国のロードアイランド・スクール・オブ・アートでも学ぶ。対象の細部をとらえる目を持つ画家・絵本作家として高い評価を受けている
さくまゆみこ : 作間由美子。東京生まれ。出版社勤務、教職などを経て、フリーの翻訳者・編集者に。「アフリカ子どもの本プロジェクト」代表。JBBY理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
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いまちゃん
読了日:2025/12/04
たくさん
読了日:2025/11/21
一彩
読了日:2025/11/19
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