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修道院覚書 バルタザールとブリムンダ

ジョゼ・サラマーゴ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309209302
ISBN 10 : 4309209300
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

切望する世継ぎを得るために、修道院建立を請願したジョアン五世とその王妃マリア・アナ。奇跡に事欠かない18世紀ポルトガルを舞台に繰り広げられる、壮大な歴史ファンタジー。スペイン継承戦争で左手首から先を失った元兵士バルタザール、不思議な瞳と透視能力をもつその妻ブリムンダ、空飛ぶ機械を製作するバルトロメウ・ロウレンソ神父、チェンバロ作曲家のドメニコ・スカルラッティ…。王室と宗教、権力と異端、蔓延する疫病、富と貧困など、社会の諸相を描く壮大な物語から、魅力的な恋人たちが現れる。ガルシア=マルケス的なマジックリアリズムと、破格の想像力で紡がれるラブストーリー。ノーベル文学賞作家(『白の闇』)の最高傑作を新訳で!!!!

【著者紹介】
ジョゼ・サラマーゴ : 1922年ポルトガル生まれ。現代ヨーロッパを代表する作家。一労働者からジャーナリズムの世界に身を投じ、社会時評や詩を執筆。75年、政権からの圧力で職を追われ、専業作家の道を選ぶ。長篇『修道院覚書』(82)と『リカルド・レイスの死の年』(84)がヨーロッパ各国で高い評価を得る。『石の筏』(86)と『イエス・キリストによる福音書』(91)で物議をかもしたあとスペインに移住。95年、突然の失明が人々を襲う衝撃的な長篇『白の闇』が世界的ベストセラーとなる。1998年にはポルトガル語圏で初めてノーベル文学賞を受賞。2010年没

木下眞穂訳 : ポルトガル語翻訳家。上智大学卒業。ペイショット『ガルヴェイアスの犬』(新潮社)で第5回日本翻訳大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ykshzk(虎猫図案房)

    棺の中のサラマーゴの胸元に納められた本と聞けば読んでみたくなるもの。国王夫妻の世継ぎの誕生と引き換えに建てられる修道院、その建立に借り出される市井の人々や牛達。時に死者も出るほどの、修道院建立の過酷な労働の様子と、神父が発案した「飛ぶ機械」を作り上げた心優しい夫婦の深い愛の物語が交錯しながら進む。実在した人物も登場、なかでも示唆に富む登場人物だったスカルラッティの音楽を聴きつつ読むと良いかもしれない。誰が主語だったか忘れるほど長い一文もリズム感良く楽しい、長編冒険譚・恋物語。

  • minota

    もっとゆっくり味わって読めばよかった。良すぎた。

  • 御庭番

    感想書き忘れてた。本屋で見かけて新しい本だと思ってたらサラマーゴの昔の作品でした。 すごい文量だけど、ぐいっといけた。そして二人の愛の話。最後は少し悲しくなったけど読了時は、あーーっていう声が出る感じだった記憶。【図書館で借りました】

  • Abercrombie

    やっと読み終わった! 二段組358pは長かった! 舞台は18世紀のポルトガル。ジョアン五世のマフラ大聖堂建設と、バルトメロウ・ロウレンソ・デ・グスマン神父の飛ぶ機械製作を背景に、当時の社会情勢をとことんぶちこみつつ語られる、戦争で左手を失った兵士と透視力を持つ女の恋愛物語。良い話だとは思うけどあまり起伏を感じられないストーリー。作者独特のダラダラとした文体はやっぱり苦手。

  • あわせみそ

    愛の話だし、体制に対する皮肉でいっぱいの作品なので量にしては読みやすくあります。修道院覚書とあるように、キリスト教にまつわる比喩や内部への皮肉が含まれるので、キリスト教についてよく知っているとよりよく読めそう。

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