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黒い太陽 抑鬱とメランコリ-

ジュリア・クリステヴァ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784796701808
ISBN 10 : 479670180X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/1994
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

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Book Meter Reviews

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  • T. Tokunaga

    ホルバインという中世的な美術学芸の渡世人、ネルヴァルという啓蒙や市民社会から縁を切ったように見える人物、正教的神秘主義者のドストエフスキー、そして広島以降の苦悩、または悲哀と、その現実的な対象の否認をカタルシスなく描くマルグリット・デュラス、いずれも中世的な人物である(または、エウリピデス / ミルトン / ボーマルシェ的な過渡期の人物)。そのような過渡期はたしかに精神分析に適しているが、1980年代はそこまでの過渡期ではなかったらしく、パロールやシンボルを失う症例には、それほど切迫したものがなかった。

  • 宵子

    ブルガリア出身のフランスの精神分析医クリステヴァの著作。ホルバインの「死せるキリスト」やドストエフスキーの作品などの分析と、抑鬱について分析したもの。そのため、読んでいて滅入ってくる。一見、ヤンデレホイホイだし。一番印象的だったのは「抑鬱はナルシスの隠された顔」であり、自己愛的抑鬱症患者にとっては、自殺は悲哀との結合であり、不可能な愛との結合らしい。しかも、他者やものを貪ろうとすることでしか、生き延びることができないと思い込んでいる、とのことだ。だから、時折他者に対して凶暴化する場合があるのね。

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