Product Details
ISBN 10 : 4588011731
Content Description
廉潔の士、強力な権限をもつ公安委員会委員、最期は自身もギロティンで首を刎ねられた暴君‥‥。死後二世紀を経た今なおロベスピエールは人びとの感情的な偏見と論争の対象である。革命的な理想の創出者だったのか、あるいは恐怖政治の創始者だったのか。本書は革命の進展と同時に彼が選択した政治的立場を丁寧に辿り、怪物というイメージがいかにして創り出されたのかを明らかにする。
【著者紹介】
ジャン=クレマン・マルタン : 1948年、ヴァンデー県の東隣のドゥ=セーヴル県の生まれ。エマニュエル・ル・ロワ・ラデュリの指導のもとで課程博士論文(ドゥ=セーヴル県の県庁所在地ニヨール(Niort)の18・19世紀における商人世界を扱ったもの)を提出(パリ第一大学)した。パリ第十三大学講師を経て、1988年にナント大学教授、その間にやはりル・ロワ・ラデュリの指導のもとで国家博士論文「ヴァンデー戦争とその記憶。1793‐1980年」を提出(1987年)。2000年にパリ第一大学のフランス革命史講座教授となり、同時にフランス革命史研究所所長に就任した。2008年に退職し、現在は名誉教授。革命史研究のほかに、歴史教育のあり方を検討し、政府への提言も行なってきた
田中正人 : 1944年生まれ。京都大学大学院法学研究科博士課程満期修了。愛知県立大学外国語学部(フランス学科)教授を経て、愛知大学法学部教授。愛知大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
