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ISBN 10 : 4588007858
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近代合理主義の行き詰りに異議を唱えるポストモダン思想の自己崩壊的な症状を「シニシズム」として捉え、リオタール、フーコー、デリダらを批判し、また右翼対左翼といった既存の対立軸が機能を失い諦念や無関心に支配されている政治・ジャーナリズムを糾弾する。
目次 : 第1章 認識と知恵(知の悲しみ/ 新‐非合理主義と「新左翼」 ほか)/ 第2章 伝統と理性(実践の自律性と実践的認識の自律性/ 主観主義なき多元主義 ほか)/ 第3章 「ポストモダン」時代の正当性(哲学‐小説のある種の実践法について、あるいはいかにして安上がりに合理主義者になるか/ 板挟み―中間的立場の忘れ方 ほか)/ 第4章 職業意識、批判、「豊かさのパラドックス」(ゆったりした精神による知識人の黄昏と文化の擁護に関する考察/ ジャーナリズムの指導を受ける哲学 ほか)
【著者紹介】
ジャック・ブーヴレス : 1940年生まれ。エコール・ノルマル・シュペリユール卒。パリ第一大学を経て、現在コレージュ・ド・フランス教授。従来フランスではなじみの薄かった英米系の分析哲学、とりわけウィトゲンシュタイン研究で有名であるほか、ウィトゲンシュタイン以外にも、これまであまり顧みられることのなかったオーストリア系の思想家(ボルツァーノ、カルナップ、ノイラート、クラウス、ムージル等)についての論述でも注目される、フランス哲学界の重鎮
岡部英男 : 1955年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。哲学専攻。現在東京音楽大学専任講師
本郷均 : 1959年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。哲学専攻。現在東京電機大学助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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