ジグムント・バウマン

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社会学の考え方 第2版 ちくま学芸文庫

ジグムント・バウマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480097460
ISBN 10 : 4480097465
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日常世界はどのように構成されているのか。日々変化する現代社会をどう読み解くべきか。―本書は、碩学と若手の二人の社会学者が、そのような根源的な問いに正面から挑んだ作品である。読者は、本書を通じて、社会学の基礎的な概念を学ぶとともに、現代社会学の最前線の議論を知ることができる。読者がうながされるのは、“社会学的思考”の実践である。それは、わたしたちの生の多様性と可能性について、開かれた姿勢をとることにほかならない。定評ある教科書の第2版新訳。文庫オリジナル。

目次 : 序章 社会学とは何か/ 第1章 自由と依存/ 第2章 わたしたちとかれら/ 第3章 コミュニティと組織/ 第4章 権力と選択/ 第5章 贈与と交換/ 第6章 身体の諸相/ 第7章 秩序と混乱/ 第8章 自然と文化/ 第9章 テクノロジーとライフスタイル/ 第10章 社会学的思考

【著者紹介】
ジグムント・バウマン : 1925年ポーランド生まれ。ワルシャワ大学教授、テルアヴィヴ大学教授などを経て、71年英国リーズ大学教授。現在リーズ大学、ワルシャワ大学名誉教授。アマルフィ賞、アドルノ賞受賞

ティム・メイ : 英国ソルフォード大学教授、同大学の研究グループ「持続可能な都市と地域の未来」共同代表

奥井智之 : 1958年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。亜細亜大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    2001年初出。社会学は、訓練された活動。その歴史を通じて蓄積されてきた大きな知識体系(013頁)。社会学的思考は、常識と関係が深い(022頁)。本書の特徴:日常生活を特徴づける問題に従って構成。日常経験を直接特徴づける事柄に関する社会学入門書(038頁)。要約:かれらがいる限り、わたしたち。わたしたちとかれらは、相互に対立する限り、ともに意味をなす(081頁)。文化資本は、わたしたちが所有し、行為に際して利用できる技能や知識(135頁)。

  • アナクマ

    わたしには難しい本だろうと思えどそこはそれ、かたいパンは美味い(だろう)ってやつで。◉3章_コミュニティは、メンバーが身も心も属する集団。組織は、人々を部分的に吸収する。参画する人は役割を受け入れて職務に専念する。◉6章_身体の諸相。「人々は自分の居場所をもつことを願っているがそれは何を意味しているのか」「他者を外に出し…連中から解放され…何が残るのか」→つまるところ「他者を通じて自分自身のことを知るということ」。で、その先に健康の対概念としてフィットネスが出てくる。そういえば fitnessって何?

  • Akihiro Nishio

    自分のやっている仕事は、もはや医学ではなく社会学なのではないだろうかと思い、考え方を学ぶことに。しかし、本書は社会の問題に対する学術的なアプローチの指南書というより、理論面が中心であった。フィールドワーカーとしては期待外れだが、それはそれとして興味深く読める。個人と他者、コミュニティと組織、権力や身体、差別、テクノロジーなど、少しずつ枠を広げながら、社会に潜む力学を詳細に解説してくれる。社会学的実践をしている人が、時に自らの実践を社会学的考え方に振り返るには良いと思うが、入門書にはならないんじゃないかな。

  • masabi

    官僚制、アイデンティティ、身体、欲望、テクノロジーとライフスタイルを論じた章が興味深かった。社会学の意義を社会生活の注釈であり、社会を通じて自分自身を知ることとする。ひいては、問題を正確に見抜くことで、より良い社会的対応を可能にする。現代社会は自由を掲げるが、それは万人に等しく与えられず格差が生じている。また、自由と選択が流動的なアイデンティティや競争による疲労と結びついている。家族やパートナーシップも安定的ではない。

  • はすのこ

    これは良書です。

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