Books

魔女の檻 文春文庫

ジェローム・ルブリ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167922917
ISBN 10 : 4167922916
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

魔女裁判で女たちが殺された山。その麓には実業家が私財を投じて管理する村があった。今そこで怪死事件が頻発する。警察署長ジュリアンと部下たちの奔走をよそに、死と恐怖は雪の舞う夜に沸点へ駆け上がる。村に隠された秘密とはいったい―?フランスの鬼才が贈る恐怖と驚愕の荒れ狂うホラー・サスペンス。

【著者紹介】
ジェローム・ルブリ : 1976年、フランス生まれ。外食業界で働くかたわら作家を志し、2017年にデビュー。第三長編『魔王の島』はコニャック・ミステリー大賞を受賞したほか、日本でも「このミステリーがすごい!」にランクインを果たした

坂田雪子 : 神戸市外国語大学中国学科卒業。フランス文学・英米文学翻訳家

青木智美 : 大阪女子大学(現大阪府立大学)英文科卒業、ローザンヌ大学文学部フランス語科修了。フランス文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • パトラッシュ

    ホラーテイスト満載のミステリのつもりで読んできたら、ラストで信じられない大逆転劇が。え、まさかそんなと思いきや、さらに悪夢の如き事態が待っていて呆然。果たしてこれで本当に終わったのか、創作と事実の境界線が分からなくなっている。いや小説のはずなのに、いつの間にかノンフィクションのつもりだったのか。本当は書かれざる別の結末がどこかに隠してあるのではと疑ってしまう、作者の巧みな構成と筆遣いは見事の一言。ホラー映画は緻密な計算の上に成り立つというが、本書も隅々まで読者を翻弄するよう練りに練ったドラマに圧倒される。

  • ちょろこ

    雰囲気が好みの一冊。いきなり雰囲気にのみこまれそうな幕開けがいい。舞台はかつて魔女裁判が行われた山の麓の小さなモンモール村。そこで村人たちが次々と異常をきたし、謎めいた死を遂げる不可解な事件の謎と村に隠された秘密に赴任してきた警察署長が迫っていくホラーチックなストーリー。誰もの不審な行動、秘密めいた部分はどこかクリスティっぽくもどこかツインピークスっぽくもあり、雰囲気に酔いながら目が離せず惹きこまれた時間で満足。随分と無茶苦茶な行いに恐怖はあれどせつなさも感じられる、そんな複雑な読後感も含めて面白かった。

  • KAZOO

    この著者の作品は「魔王の島」が私の好みの作品でしたので、手に取ってみました。前著が入れ子構造のようなかなり込み入った気がしましたが、この本でも大がかりのマジックを見たような感じを受けました。最初の話で二人の若い女性のある村を捜索していくような感じを受けますが、エピローグでまたあっと言わせてくれます。ある村で殺人事件が頻繁に起きて、そこに赴任した警察署長などが調査を行っていきます。ある程度予測がつきますが楽しめました。「魔王の島」も書きましたが三津田信三さんや澤村伊智さんの作品を思い浮かべました。

  • yukaring

    現実と空想の境目が崩れゆく恐怖。幾重にも張り巡らされた罠に絶対騙される驚嘆のホラーサスペンス。過去に魔女裁判で大勢が殺されたモンモール村に赴任してきた警察署長のジュリアン。羊たちを惨殺して自殺した羊飼い、窓の外の囁き声に存在しない作家の本を執拗に探す老人。静かなはずの村になぜか違和感を覚える彼だったが…。「雪が降るとみんな死ぬ」頻発する不可解な怪死事件。そしてある雪夜に村の秘密が明かされる、惨劇とひきかえにして…。前作も好きだったが今回も期待以上の面白さ。予測不能の物語に魅きこまれて一気読みだった。

  • えにくす

    今年中に読みたかった一冊。中世に多くの女性が魔女狩りに遭ったモンモール村で、住民たちが次々と奇怪な方法で自殺して行く。新任の警察署長ジュリアンは部下を指揮して捜査に奔走するが、それを嘲笑うかのように犠牲者が増えて行く。各章のひつじのタイトルが、段々と文字が減って行くのが凄く怖かった。気味が悪い物語だけど先が気になり、読む手が止まらなくなる面白さだ。被害者たちを操る魔女の正体は?ジュリアンは無事に、事件を解決する事が出来るのか?衝撃のエピローグで、またも騙された!フランス産ホラーミステリー、恐るべし★4.3

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items