ジェニファー・アッカーマン

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フクロウ 地球上で最も謎めいた鳥の科学

ジェニファー・アッカーマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784863136007
ISBN 10 : 4863136005
Format
Books
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

正面を見つめるまなざしと静かな飛行。フクロウは古代よりあらゆる地域や文化において、知恵、知識、先見の象徴とされてきた。しかし、本当のところ、私たちはフクロウについて何を知っているのか。現存するフクロウはおよそ260種、南極を除くすべての大陸に生息している。しかし、保護色を持ち、主に夜間に活動する彼らは、他の鳥類と比べて発見も研究も困難だ。人間がフクロウに魅了されてきた歴史は長いが、科学者たちがフクロウの生態を理解し始めたのは、ようやく近年になってからのことなのだ。
稀代のサイエンスライターで、ニューヨーク・タイムズベストセラー作家である著者は、フィールドに出て研究者たちとともに行動し、最新のテクノロジーとツールを用いて、フクロウがいかにして高度かつ繊細なコミュニケーションをとり、狩りをし、求愛し、つがいとなり、子を育て、季節ごとに移動しているのかを本書で明らかにしていく。
日本語版では、監修を務めた国立科学博物館の樋口亜紀氏が、日本におけるフクロウの研究について、またフクロウの輸入大国である日本特有の状況や問題点について解説する。
この謎多き鳥に魅せられた世界中の研究者の不断の努力と、新たな観察ツールと解析技術の発展によって明らかになった驚きの生態、そしてさらに深まる謎。フクロウの生態を通して「知性」とはなにかを問いかける、傑作サイエンスノンフィクション。

*表紙に並んだフクロウの写真は、ナショナル ジオグラフィックを代表する写真家の一人であり、動物を絶滅から救う撮影プロジェクト「PHOTO ARK」を主宰する、ジョエル・サートレイによる。

各紙誌で絶賛!
「アッカーマンのフクロウに対する情熱は、鳥にあまり関心のない人でも魅了されてしまうほど。彼女が出会ったフクロウたちと、それを研究する献身的な人々との物語に、読者は引き込まれるだろう」
―ニューヨーク・タイムズ紙
「鳥好きなら必読の一冊。アッカーマンの最新作は、人類の歴史を通して私たちを魅了してきたフクロウの謎に満ちた世界を解き明かす。ヒナは卵の中でも鳴き声を発し、成鳥は体重・性別・体格・精神状態などを伝える高度な鳴き声で会話する。フクロウの強い母性本能や、彼らが直面する環境的脅威についても丁寧に描かれている」
―ガーディアン紙
「卓越した調査に基づく驚きのトリビアがページごとに詰まっており、“神秘的な猛禽類”の実像を垣間見ることができる。鳥好きなら夢中になること間違いなし!」
―パブリッシャーズ・ウィークリー誌(星付きレビュー)
「フクロウに魅せられた読者にはたまらない思索の糧であり、鳥たちの生活に深く入り込む旅を好むすべての人におすすめする」
―カーカス・レビュー(星付きレビュー)

【著者紹介】
ジェニファー・アッカーマン : 科学と自然に関する執筆活動を30年以上にわたり続け、「ナショナルジオグラフィック」「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」「サイエンティフィック・アメリカン」など多くの媒体に寄稿。2016年に刊行された『鳥!驚異の知能―道具をつくり、心を読み、確率を理解する』(鍛原多惠子訳/講談社ブルーバックス)は28か国語に翻訳されている

鍛原多恵子 : 翻訳家。米国フロリダ州ニューカレッジ卒(哲学・人類学専攻)

樋口亜紀 : 農学博士。都立戸山高校卒業。新潟大学大学院博士課程修了後、早稲田大学理工学総合センター研究員、東京医科歯科大学非常勤講師を経て、国立科学博物館動物研究部に勤務。専門はフクロウを対象とした保全生態学。都市緑地と農村環境を比較しつつ、森林とフクロウの関わりを解明し、人と野生動物の共存に資する都市緑地管理のあり方を探究している。研究成果を教育や普及活動に活かし、自然理解と保全意識の向上に努めている。2025年10月より日本学術振興会RPD研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヘラジカ

    何故か鳥類のなかでも際立って魅惑的なフクロウ。その強い存在感の謎がこの本一冊で分かると言っても過言ではない。フクロウ、ひいては鳥類に興味がある人ならば必読。心筋症のために音楽の道を諦めざるを得なかった女性が、全く関係のなさそうなフクロウの世界で(音楽家として)名を成すという話が印象深かった。この手の一般向け科学書のなかで稀に挿入される人間的なエピソードが大好物だ。

  • takao

    ふむ

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