Product Details
ISBN 10 : 4480510486
Content Description
われわれが生きている社会や文化は、どのようにして形成されてきたのだろうか。その問いに砂糖を素材にして明確に答えたのが本書だ。世界中の人々にとってなくてはならないものとなった砂糖は、世界最初期の工場生産物として生産され、その収益が産業革命を引き起こす大きな要因となり、かつまた労働者の栄養源ともなって工業化を支えた。それと同時に人々の嗜好はこの甘さによって大きく変わり、社会も劇的に変わっていく。しかしその一方で砂糖生産国は、世界商品となった砂糖に隷従する道を運命づけられることになる。モノを通して世界史を語る先駆けとなった世界的名著を、ついに文庫化。
目次 : 第1章 食物・社会性・砂糖(主食=中心と薬味=周辺/ ヒトは甘党か?)/ 第2章 生産(砂糖はコーランに従う/ 新世界の先駆者スペイン ほか)/ 第3章 消費(砂糖の用途/ 特権階級の香料 ほか)/ 第4章 権力(消費の拡大と権力/ 砂糖をめぐる諸勢力 ほか)/ 第5章 食べることと生きること(現代社会の消費とアイデンティティ)
【著者紹介】
シドニー・W・ミンツ : 1922‐2015年。アメリカの人類学者。イェール大学、ジョンズホプキンス大学で教壇に立った。主にカリブ海域を調査対象とした研究は、世界中の歴史研究者、経済史研究者に影響を与え、今なお先駆的な研究として支持されている
川北稔 : 大阪大学名誉教授。専門はイギリス史
和田光弘 : 名古屋大学文学部教授。専門はアメリカ史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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佐島楓
読了日:2022/03/17
skunk_c
読了日:2023/06/23
ヒナコ
読了日:2022/08/21
MUNEKAZ
読了日:2024/02/04
人生ゴルディアス
読了日:2022/01/05
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