シェルドン・キャッシュダン

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おとぎ話と魔女 隠された意味

シェルドン・キャッシュダン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784588490217
ISBN 10 : 4588490214
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

おとぎ話は子どもが成長過程で出会う様々な心理的葛藤の投影にほかならない。本書では、有名無名の作品を心理学の視点から解釈し直し、人格形成をサポートする読み物としての「おとぎ話」の魅力を感動的に伝える。

【著者紹介】
シェルドン・キャッシュダン : マサチューセッツ大学アマースト校で心理学を講じる。1996年以降は同大学名誉教授

田口孝夫 : 1947年生まれ。東京教育大学大学院修士課程修了。1979‐80年ケンブリッジ大学留学。大妻女子大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 愛迷もこ.

    虚栄、大食、羨望、欺瞞、性欲、貪欲、怠惰。これらが入り組んだおとぎ話には、幼い子どもたちへの教訓を含んでいる。悪い魔女は自身の一部でもあり、それが退治されることで自分の中にある悪を克服していく。話の大元は同じでも版によっては細部が違ったり、意外と知らないおとぎ話がたくさんあって興味深かった。第12章のおとぎ話の未来で言及している、巡り変わる時代や文化が反映されたおとぎ話の姿は面白いと思う。

  • あんとん

    ルンペルシュティルツキンはワンスアポンアタイムのオリジナルキャラだと思ったたのに、物語に出てくる登場人物だったのに驚いた!グリム童話読みたくなりました。人間の欲望の角度から見ていて、よく知っている物語の新たな視点を感じれました。「マレフィセント」や「ディセンダント」などヴィランズを主役にしたストーリーが出て来てるのも視点違いで好きです。

  • 紫乃メテウス

    12章「おとぎ話の未来」に“おとぎ話が発展するにつれて、おそらく、魔女を排除するよりも、魔女と和解することのほうが重要になるにちがいない”“魔女をただ消去するのではなく、魔女を進んで取り込もうとするほうが、よほど実り豊かな成長をもたらすのである”とある。この本は2003年に日本で出版されたものだが、まさに今、その予言が的中したかのようにディズニーが『アナと雪の女王』『マレフィセント』を世に送り出した。これからもどんどんおとぎ話は語りなおされてゆくのだろうなと思う。

  • いく

    訳者は「一般読者を対象とした教養書」と書いてあるが、まるで心理学(とくに児童心理学)の教科書のように感じた。『補遺一 おとぎ話を利用する』は幼稚園、小学校などでおとぎ話を読み聞かせする人には役立つと思う。

  • なるとん

    タイトルの割にきちんと魔女を取り扱っていなかったのが非常に残念。また、隠された意味、というほど大層な解説もなかったように感じられたのも残念。

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